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夢主side
バキッと何かが壊れる音で目が覚めた。
もう〜!寝かせてよ!
目を擦りながら音のした方を見るとガタイの良い男の子が扉から出ていた。
え?自力で出たの!?
男の子はキョロキョロしながら固まってしまった。
なんだ?
どうやらその男の子は魔法が使えないらしい。
何それ…チョー面白そうじゃん!!
荷物を抱えて出て行こうとする彼に学園長は慌てて叫んでいた。
「式が始まる前から揉めてますねぇ」
アズールが不敵に笑った。
「今年は退屈しなさそうだ!」
カリムが楽しそうに笑った。
『あの男の子…すっごく面白そう!』
私も面白そうに笑った。
隣に座るリドルがギリッと歯を噛み絞めたのは怒っているからかな?
『…リドルー?』
「……」
へ、返事がしない。
なんなんだと思いながらあっちに目を向けると
「俺は関係ない…」
「その話、ちょっと待つんだゾ!!!!!!!!」
ガシャーンと窓が割れて1匹の猫?が入って来た
「話は聞かせてもらったんだゾ!オマエの代わりにオレ様がこの学園に入ってやるんだゾ!」
「妙なのが乱入してきたと思えば何を勝手なことを…」
ドヤ顔で男の子を見上げる猫。
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作者名:リリ | 作成日時:2021年10月2日 17時