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そう叫ぶ円満にカラスの男はブツブツと何か言った後、ご説明しましょう、と指を立てた。
＿＿ここはナイトレイブンカレッジ
世界中から選ばれた類稀なる才能を持つ魔法士の卵が集まる、ツイステッドワンダーランドきっての名門魔法士養成学校。
「ま…まほ……？まほうってアニメとかの…魔法？」
「貴方はこの闇の鏡によって魔法の資質を認められここに来たのです。貴方の所にも扉を載せた黒い馬車が迎えにきたはずです」
「(黒い馬車…あれは夢じゃなかったのか…)」
説明終えた所で男は入学式を再開しようとするが円満は焦りながら叫ぶ。
「何かの手違いなんじゃないか？そもそも俺は魔法なんて使えない!!」
「！なんですって…？」
“魔法なんて使えない”…その言葉に寮長達の隣で座っている一人の少女が面白そうに円満を見た。
「それに俺は明日大事な試合があるんだ…！失礼する！」
鞄と竹刀を持ち、出口に向かう彼に男が慌てて叫ぶ
「ちょっと…お待ちなさい！入学拒否だなんて聞いたことありませんよ！？」
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作者名：リリ | 作成日時：2021年10月2日 17時
