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円満side
「結局入学できなかったのか?」
「あぁ、雑用係をすることになった」
「なるほど。もし学校でわからないことがあったらなんでも聞いてくれ。僕はデュース・スペード、よろしくな」
隣のエースと違ってデュースは礼儀が正しいな…。
「俺は円満雄剣だ、よろしく」
「エン…?ユウ…??」
「珍しい響きの名前だな」
俺の名前はこの世界だと発音しにくいのか…?
「呼びやすいように呼んでくれていい」
「じゃあユウで!…もしかしてあの乱入モンスターも雑用させられてんの?あれだけ威勢よく暴れてたくせにだっせー!」
そうエースがバカにして笑うと彼の頭に何か丸いものが当たった。…昨日のタヌキ?
昨日暴れてたモンスター、グリムが石像の上にいた。
また暴れだしそうだったのでブラシを竹刀代わりにしグリムを抑えた。
グリムには大魔法士という夢がありこの学園に入りたいと教えてくれた。しかしエースがそれをバカにし、更にはデュースとも口喧嘩になっていた。
グリムが大人しくなるはずも無くエースとグリムは魔法でやり合っていた。デュースが2人を止めようと加戦するが事態は悪化ししまいにはハートの女王の石像を丸焦げにしてしまった。
「オレ様は知らねーんだゾ!」
「アッこら待てタヌキ!」
騒ぎを聞きつけた学園長もやって来て、魔法石を明日までに手に入れなければ全員退学と言われてしまった。
…こっちは帰る方法を探さないといけないのだがな
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作者名:リリ | 作成日時:2021年10月2日 17時