【暗殺教室】幼馴染み→恋人part6［赤羽業］ (ページ7)

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「互いのチームの旗の距離は100m弱。俺は中間地点で勝負の判定を行ったり…ゾンビ行為等の反則を見張る。それ以外は…君達がどこから攻めようが知らないフリをしているから安心しろ」

超体育着の新機能としてフードの中の内蔵通信機から烏間先生のルール説明を聞いていた。

通信を切ると寺坂の声が響いた。

「うっしゃあ！テメーら俺に任せてついてこいや！」

寺坂に任せたら勝利も何もないと思う…。

カルマは大きな岩に座ってナイフを回している。味方だけど私、あんまり今は近づきたくないかなぁ…。

私は凛香と千葉の方へ行って、カルマから少し距離を置く。

「？…Aどうしたの？」

『…なにが？』

「おまっ…カルマの所行かなくていいのか？」

この２人にとって私とカルマはセットになってるのかな…。

『…カルマがケンカしてる所あんまり見た事無いからあの迫力で近づきにくくなった』

２人は納得、といった顔で銃を持った。

「凛香に千葉～、カルマが呼んでるよ～」

カルマ、という言葉に肩を若干震わせた。それに気づいた２人は心配な顔をしながらもカルマの方へ向かって行った。

「…A大丈夫？」

『…うん』

「まぁ、あいつAの前ではケンカしないからねぇ。迫力に圧された？」

『まぁね。あんなカルマ初めて見たから少し怖くなったよ』

やっぱりね～、と莉桜は私の頭を撫でる。

「…A、カルマが呼んでる」

『…ん、わかった』

私は少し身構えながらも彼の方に足を進めた。