【暗殺教室】幼馴染み→恋人part6［赤羽業］ (ページ18)

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「！A！！」

カエデが近寄って来た。続いて皆も。

「お前が両利きなんて聞いてねーよ…」

「えぇ。全然わからなかったわ…」

『まぁ、言ってなかったしね。さあ、２人の戦闘が始まるよ！』

今は私より２人の方だ。カエデの隣で赤髪の少年を見下ろす。

「渚くーん!!銃置いて出てこいよ!!こいつで決めようぜ!!」

「『！！！？』」

カルマが持っているのは対先生ナイフ…。

タイマンする気なんだ

「バカ撃っちまえ渚!!無防備に歩いて来てんだぞ!!」

「多分…渚は撃てないよ」

「え？」

『…カルマからの挑戦を無視して一方的に撃ち殺したら私達、赤チームが納得出来ない負け方になるから』

私の冷静な理由に杉野はハッとして彼等に視線を戻す。

「渚…」

「まさかのタイマンで決着かよ!!」

「近く行って見よーぜ!!」

私達は木造から降りて彼等へ戦いが近くで見れる所まで行く。

「…どっちが勝つと思う」

「…圧倒的にカルマだろ。…と思うけど渚の意外性なら殺れるかもしれねーぞ」

……。

「Aはどっちが勝つと思う？」

『私は…正直わからない。カルマは身体能力だって頭一つ抜けてるし、陰で覚悟と努力を積み重ねているのを傍で見てたから知ってる。でも、渚は暗殺者の才能がある…。勝敗はわからないよ』

…でも、なんとなくだけど…

カルマに勝って欲しいな、と一瞬思ってしまった。