【暗殺教室】幼馴染み→恋人part6［赤羽業］ (ページ12)

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激戦の時間ページ12

この先もNOside。

有利なのは赤チームに見えるが青チームだって負けてない。奥田のズームメガネにより三村を殺す磯貝。

逆に罠の傍にいる原を狙い撃つ速水。

早くも相方の千葉が殺られていたが速水だけでも戦力も十分のようだ。

両チームの生き残り人数は青は5人、赤は8人という、互いの戦力が半分を切っていた。

そろそろ旗を奪る戦略を考える頃だ。

先に片岡や竹林を脱落させたのは敵の作戦の選択肢を奪うため。その上でこっちに配置したのが速水。

射程や命中は千葉より劣るが動体視力やバランス能力ははるかに上。速水は木の枝に乗りながら敵チームを観察する。木の下には周囲を見渡すイトナが。

青チームに若干焦りが見えてくる。

敵の旗を奪いたければ最優先で速水を殺り、寺坂達も殺らなきゃいけない。

だが、彼等は忘れている。それよりも強敵。待ち構えている事に。

「速水さん、イトナ。そろそろそっちから大勢来るから最低でも足止め、可能なら殲滅して」

「「了解」」

「中村。銃撃戦が始まったら一気に勝負決めて」

「オッケ～」

カルマの隣で無線の指示を聞いてたAがつまんなそーにカルマに聞く。

『私の出番は～？』

「はいはい。Aの出番はあと少しだから待っててね」

その返答に不満に思いながら頷き考える。先ほどから律の戦況を見ていたが引っかかる。
……渚がいない。

三村でも発見出来なかった彼はいったいどこから狙っているのだろうか。