過去 ページ30
【過去】
綾音には昔から仲の良かった幼馴染がいた。その子
とは常に行動を共にしており、気弱な綾音をいつも引っ張ってくれていた。小学校の頃からイジメを受けていたがその幼馴染のお陰で一時的に無くなっていた。
しかし、ある日事件は起こった。
小学校からの帰り道、信号をきちんと守って横断歩道を渡っていた2人だが、信号無視の車が猛スピードで幼馴染の方へ向かっていった。そして、その幼馴染は勢いよく吹き飛ばされ、赤い血飛沫が視界に飛び込んだ。そして、現実とは思えないほど残酷な光景がを見てしまった。
すぐに救急車が呼ばれたが、もう手遅れだった。頭を強く打ち、出血多量で即死だったのだ。綾音にはその後精神ケアが施された。僅か半年でケアは終了したが、綾音の地獄はここからだったのだ。
一時的に無くなっていたイジメは再開され、そして、さらなる悲劇が彼女に襲いかかった。
ある日、1人で学校からの帰り道、綾音は歩道橋を渡っていた。降りようとしたその時、ﾄﾞﾝｯと誰かに押され、頭から勢いよく階段を転げ落ちて行った。落ちた先から見えたのは、＿＿＿＿帰らぬ人となった幼馴染の母親だった。
そのあとすぐに警察に捕まり、事情聴取したところ、
「あの子が私の娘を殺した」と言っていたそうだ。
事件の後、直ぐに病院に搬送されたが、2日は意識が戻らないほど重体だった。
半年後、退院しても学校へ復帰してもいじめは続き、夜になるといつもあの時の記憶がフラッシュバックしてしまい、精神面ではもう壊れかけていた。
そんな時、また新たなる悲劇が起こってしまった。
中学校最後の修学旅行、運悪く綾音は活動班でいじめっ子のグループに入ってしまった。各班自由時間のとき、主犯格の1人に体を押され、転んでしまう。それだけだったら問題は無いが、転び方に問題があった。その時綾音は班全員の荷物持ちの役として両手がふさがっており、転ぶ時に頭から行ってしまったのだ。転んだ衝撃で昔手術した痕が開いてしまい、また病院に運ばれることになった。
もちろん、いじめっ子達はこの問題行動から退学処分となったが、綾音はその事件や今までの辛い過去が原因で記憶喪失となってしまった。
中学を卒業してから、高校では1年は学校に行かず、ずっと病院生活を送っていた。
そして2年生。退院して良いことになった綾音は神山高校へと進学して行った。親から全日制は止められていたため、夜間制の方に通うこととなったのだ。
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死神(プロフ) - CS作成お疲れ様でした。不備等、御座いませんでしたので本編開始まで、関係組みなど (2023年4月5日 22時) (
レス) @page32 id: 14ab31b541 (このIDを非表示/違反報告)
悠良(プロフ) - コメント失礼致します。EGOIST PARTNERにて賀川 紗奈の親をやらせていただいています悠良と申します。よろしければ来栖叶奏さんとブルーロックに来る前からの友人又は知り合いという関係を組みたいと思いお声掛けさせて頂きました。 (2023年3月13日 19時) (レス) @page18 id: d0df9cbec8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miria | 作成日時：2022年5月8日 11時
