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『クククッ…アハハハハ！！！
…あー…笑ったぁｗ』
俺は職員室に向かうことなく、プラプラとさ迷い歩いていた。
『…心配しなくても、授業前には解放してあげるよ
……ん？
魔法石が黒く………ユニーク魔法を使ったんだ、当然か』
濁った魔法石を見て、そうつぶやいた。
─────────────────────
「ｸﾞﾙﾙﾙﾙ……」
『……えー…そろそろ離してくれないか、第二王子』
「………」
授業に出る気にもならなかったので、植物園によった……
……まではよかったのだが、ここが第二王子の縄張りであることを忘れていた。
目が合った瞬間逃げようと思ったのだが、一瞬で腕を掴まれてしまった。
怒りの色は見えないが、戸惑い、疑い、いろんなものが混ざり合った色が見える。
何度も言うが、俺は非力だ。
マジフト大会上位のサバナクローの寮長の腕を振りほどくことなんてできるはずがない。
『うぉっ！？』
「……俺は寝る」
『え、えぇ……』
腕を引っ張り、倒れたかと思うとすぐ寝始める第二王子。
逃げるにも腕を掴まれたまま寝てしまったからなぁ…
………まあいいか、サボりという目的は達成したわけだし。コイツからは敵意を感じない。
『……ふわぁ…ん〜ん…』
そのまま俺も横になり……
─────────────────────
────────────
────────
「レオナさーん」
『ん…ぁ？
………なんだ、ハイエナか』
「ゲッ……A先輩じゃないッスか…」
『ゲッ…とはご挨拶だな、ハイエナ君』
俺を見た瞬間顔を顰めるハイエナ。
元から嫌われてたから別にいいんだがな。
「何で先輩がここにいるんです？」
『いやぁ？お前のとこの寮長に引き留められてな。
腕を離してくれなかったからここにいたっていうわけさ』
「……監督生君を虐めてるやつにここ居てほしくないんですけど」
『……ククッ。まだ敬語を使ってる分いいが、思い込みが激しいのは変わらないな。
否定するのも馬鹿らしくなってきた。そう思いたいなら思ってればいいんじゃないか？
おい、第二王子、起きろ』
「…ん」
『そろそろ離せ。お前も迎えが来てるんだ』
「ﾁｯ……わぁたよ」
腕から手を離し、プラプラと振って見せる第二王子。
『じゃあな。第二王子、ハイエナ』
────────────────────
ﾎﾟﾀ……ﾎﾟﾀ…
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稲荷 - あーーーーー好き (2021年7月7日 15時) (
レス) id: 31d507b1c9 (このIDを非表示/違反報告)
れいなそん - 好き((((((殴 (2021年2月24日 16時) (レス) id: 509e7f7d74 (このIDを非表示/違反報告)
お花畑()に除草剤撒き隊 - あ〜この夢主好きｯ!偽善を騙る小物(ﾋｰﾛｰ気取り)な悪役と悲劇のﾋﾛｲﾝに酔いしれてるお花畑ﾁｬﾝ()に正論で容赦なく切り捨てる姿が最高!心がｽｯとしますw (2020年12月2日 19時) (携帯から) (レス) id: db649af866 (このIDを非表示/違反報告)
あひゃ - よく分からんけど、こういう夢主好きwwなんか見ててスカッとする（＾ω＾）更新楽しみにしています！ (2020年12月1日 17時) (レス) id: b742250cfe (このIDを非表示/違反報告)
リドア(プロフ) - 主人公君が自分に若干似ててツボったwww話も面白いし、自分こういう感じの好きなんで！頑張ってくれぇよ！(？) (2020年12月1日 15時) (レス) id: 14fbdd7267 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リレア x他1人 | 作成日時：2020年11月23日 19時
