かんちがいしないで ページ14
いよいよ挨拶回り、って時、俺はAちゃんにスタジオでメイクの仕上げしてもらってた。
今日もAちゃんのハンドクリームいいにおい〜…♡
…てごぺろ。変態でごめん。あは。
Y「挨拶回り、一緒に来てくれるの?」
「あ、はい!一緒に行かせてもらいます!よろしくお願いしますね。」
気分も上がって鏡越しに映るAちゃんを撮って、LINEにのっけようとした時、
T「こんこん、失礼します、ちなでーす、てごくんいますか?」
……来た。やつが来た。今こんこん、って口で言ったよね?ないわー。
Y「…いまーす、はよざいまーす。」
こいつが、今日の問題児、小嶋ちな。モデル。俺とタメ。ぶりっこ。Eカップ。常にあひる口。
…ああああ!あげたらきりがない!俺がやなとこ!
…Aちゃんに変な誤解されないといいな。
T「あ、てごくんだ!お久しぶり!あれ、髪色かわったぁ?え、メッシュも可愛いぃぃ〜」
やばいこれ、今日一日我慢できる気がしない…。
後ろの衣装さんとかカメラさんとか、苦笑いだし。つっら。
Y「そう?ありがと。あ、Aちゃーーん!ちょっとスプレーもってきて〜
前髪落ちてきちゃったー」
T「ちょっとてごくん、つめたい。ぷー。つかAって誰だよ。」
ぼそっとAちゃんの名前をさいごにいったあいつは、いきなり俺の首に腕を回してきた。
俺が呼んだAちゃんは振り向いて、必然的にこの意味不な状況を見てしまうわけで。
「は、はい、…ちょっと待ってくださいね。」
色白な顔をもっと真っ白にして、メイクルームに走っていっちゃった。
確実に勘違いさせてしまった。終わった。
Y「離してもらえますか。いきなりどうしたんっすか。」
T「え〜敬語?てごくんこわいよぅ。……ねぇえ?てごくん、あの子好きでしょ?」
Y「は?何いってんすか。妄想ぶっとんでますよ」
あながち間違いじゃないけど。笑
面倒だからこう言っとく。
するってやっとあいつの腕が抜けて解放されたとき、スプレーもってきてくれたのは
Aちゃんじゃなくて、マネージャーだった。
M「おーい、手越〜あんまAちゃんこき使うなよ。女の子なんだから。」
Y「え?俺そんなこと…」
M「予想以上に傷ついてるときもあるんだよ。泣いてたから。後で謝りなー…。」
マネージャの一言は俺の頭を真っ白にさせた。
…やばい。Aちゃん。今行くから、待ってて。
116人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りっぷす(プロフ) - さくりんさま:素敵過ぎコメンありがとうございます..泣ハッピーエンドの予定でございます~^^頑張って書きますね!! (2014年6月9日 23時) (レス) id: 054a652d50 (このIDを非表示/違反報告)
さくりん - 手越君との恋すごく想いすれ違いなんですね!!悲しいけどハッピーエンドにしてくれたら、ちょー嬉しいです!!こんなわがままごめんなさい!! (2014年6月9日 0時) (レス) id: cfaf5cd918 (このIDを非表示/違反報告)
りっぷす(プロフ) - てごにゃんラブさま:まぢですか!嬉しいかぎりです...がんばります! (2014年4月4日 0時) (レス) id: 3cad8eb923 (このIDを非表示/違反報告)
てごにゃんラブ - めっちゃドキドキします!続きが楽しみです (2014年4月3日 20時) (レス) id: 9f5d78b7a2 (このIDを非表示/違反報告)
りっぷす(プロフ) - ほるるさま:そんなこと言っていただけるなんて感激です…号泣がんばり増! (2014年3月15日 18時) (レス) id: 0854563eca (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:りっぷす | 作成日時:2013年12月9日 20時