僕たちの春は青くて、少しだけ痛い (ページ4)

今日:3 hit、昨日:12 hit、合計:2,416 hit

4 ページ4

んーどうしよ、どうしよ。
『鏡花ちゃん、一寸御手洗に行ってくるね…？』

何故ゆえ疑問形何でしょう。違う其れどころじゃないわ

「うん、分かった。」

んー校舎へ逃げるか、逃げるか逃げる。
うん、どっちも捕まるね。

『あ！』
思いっきり無視して野郎かしら、おほほほほ。

━━━━━━━『ごめん！鏡花ちゃんただいま！』
「あ、Aおかえり。」

『さ、気を取り直して食べましょ。』

「あ、居た！A手前どこ消えやがった！」

あ、来た。左がうるさい。

「...いいの？このひとAのこと探してたみたいだけど...」

『あぁ良いよ、うん。にしても...五月蝿いねぇぇぇ』

中也の＂︎︎せい゛で。

『ったくも、何の用よ！私はせーっかく鏡花ちゃんと、優雅に、昼御飯食べようと思ったのにさー？』

「なァーにが鏡花と、昼御飯だァ？昨日約束しただろ？」

へ？なんかしたっけ

『え、覚えてない。』

「まじかよ。」

『抑、太宰と食うーって云ってなかった？』

「気の所為だな。俺が太宰と昼御飯なんか食うもんか。」

「Aは私が誘った。Aは悪くない。」

『そして、鏡花ちゃんも悪くない。』