標的240 コンタクト ページ2
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いつの間にか私の右後ろに回り込んでいたジンジャーは言った。
「弱点見っけ♪」
「なっ…お前…ぐあぁっ！！」
ジンジャーの攻撃が私の右肩にヒットする。
先程トンボに噛み砕かれた場所の痛みがさらに倍増する。
「ぐっ…あぁ…っ。」
私は痛みに怯んでしまった。
「バイバイスパナ♪」
その隙をつき、ジンジャーはスパナに攻撃を放った。
「オメガ逃げて！！」
「ギャウ…ン！？」
「無駄さね！！」
いつの間にかオメガの足は死茎隊によって掴まれていた。
「しまった！！」
「できた。」
「スパナ！！上！！」
ジンジャーの攻撃がスパナにヒットする。
「あぁっ！！スパナ！！」
「ハハハハ、これが裏切り者の末路だよ。ざまーみろってんだ！！」
私は霧の眼を使い煙の中を見た。
あれは…。
スパナは倒れ瀕死になりながらも、完成させたものを守っていた。
スパナはそれを残る気力でツナに投げた。
「させないよ♪」
「ボンゴレを捕まえな！！」
「…っ、ツナの邪魔すんなよ！！」
私はジンジャーの攻撃を霧の刃で相殺した。
ツナは死茎隊の攻撃をうまくかわすとスパナの投げたものを見事キャッチした。
「助かったA。おい、眠るのはまだ早いぞスパナ。」
スパナは薄っすらと目を開けた。
「お前が見たがっていた完璧なX BURNERを見せてやる。」
「X BURNER？」
「何だい！？」
X BURNER…何だろ、ツナの新技かな？
「そうだぞ。きっとすげーから、お前も見とけ。」
「リボーン！？いつからそこに！？」
「ずっといたぞ。」
あ、でもよく見たらこのリボーン、ホログラムだ。
本体はどこか別のところにいるのか。
「よかったでも…生きてたんだね！」
てっきりアルコバレーノは皆んな死んじゃったのかと…。
「お前もな。」
あぁ、そっか、ヴァリアーからAがミルフィオーレに捕まったとか情報入ってたかな？
ベル…心配してるかな。
「おいツナ、コンタクトの使い方はわかってるな。」
「ああ。」
スパナが作っていたのは、ツナが新技を発動するにあたって役に立つコンタクトらしかった。
「フフッ♪たいそう勿体つけるけど要は…ハッタリだね♪」
ジンジャーの攻撃をツナは避ける。
死茎隊も攻撃を仕掛けてきたが、ツナはそれらを全てかわすと、両手を広げた謎の構えをとった。
「オペレーション…X。」
ツナは小さくそう呟いた。
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作者名：もちゅろ | 作成日時：2019年5月17日 11時
