魔法少女編 �� ページ17
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「いやいやビアンキ、そもそもこいつと仲間なの？」
私はビアンキに大人ランボを指差して尋ねた。
「ええ。このアホ牛は…お前はロメオ！！」
するとビアンキがランボに向かって走り出した。
「ひっ！！」
「くたばれロメオ！ポイズンクッキング！！」
「待ってください！貴女仲間じゃないんですか！！」
「あぁ、もうめちゃくちゃ…。」
「はひ！仲間割れです！」
「花危ないよー！」
「待って花！ビアンキ！あれ見なよ！」
「何よA！」
すると煙に包まれランボは子供の姿に戻った。
しかも通常サイズに。
「ゲッ、牛ガキ…しっしっ。」
「ロメオ…ちっ、逃したわね。ほらアホ牛戦うのよ。」
「俺っち眠くなってきたんだもんね。」
「あーもうだったら解散！はいみんなでケーキでも食べに行こう！」
私はこの状況を終わらす為にそう叫んだ。
「はひ！賛成です！」
「わー楽しみだね！」
その時、突如巨大なパイナップルが降ってきた。
「は！？新たな刺客！？」
「クフフフフ。」
「あれは…骸様…？どうして…。」
そこには巨大なパイナップルのお化け…もとい六道骸が立っていた。
「地獄界にて新たな能力を手に入れてきました。巨大なパイナップルを召喚できるのですよ。」
いやそんな能力いらないしダサい…。
するとパイナップルが飛んできて私はとっさに避けた。
だが。
「ぐわあっ…！？痛い！？」
床に打ち付けられた時に飛び散ったパイナップルの汁が目に入ったのだった。
「クフフ、どうですかA。僕の新しい能力は。」
「地味に強い…。」
そしてそのままパイナップルを飛ばされ続けた。
「あああもうわけわかんない助けて〜！！」
私はこのヘンテコすぎる状況に嘆くしかなかった。
「A、起きなよ。」
「今度は何〜！！」
「僕だよ。」
「へ？」
すると目の前に恭兄がいた。
周りの皆んなも消えていて、私の服はパジャマになっていた。
「これは…。」
「君、夢でも見てたの？うなされてたよ。」
「全部…夢…？」
どうやらここは家で、今までのは全て夢だったようだ。
「何だ…よかった…ん？」
すると私の枕元にステッキが置いてあるのが見えた。
「うわあ！！もう嫌だ！！」
私は部屋を飛び出し逃げた。
「昨日Aがコンビニのおまけでもらってたやつじゃないか。あの子疲れてるのかな。」
私はそうとは知らず洗面所で顔を洗いまくっていた。
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作者名：もちゅろ | 作成日時：2018年11月12日 17時
