47〜T side〜 ページ48
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幸人「…って言ったら、お前は諦める？」
「は？」
幸人の言っていることがよくわからない
幸人「ぷはっ笑 そんな眉間にシワ寄せるなよー付き合ってないから笑」
「…なんなんだよ、」
心の中でホッとしている自分がなんだかカッコ悪く思えた
幸人「…でも、悪い。告白はした。」
「あ、そうなの？」
幸人「ほんとつい最近。返事はまだ貰ってないけどな。まぁでも、期待はしてないよ。」
「なんで？」
正直、二人はすごくお似合いだし、Aちゃんが断る理由もないように思える
幸人「なんでって…お前は鈍感か笑 これで俺がOKもらっていいわけ？」
「それでAちゃんが幸せなら…」
幸人「お前相当Aに惚れ込んでるな？笑 珍しい行動してるなとは思ったけど。」
幸人は呑気にけらけら笑っている
「うるさい。」
幸人「照れてる玉ちゃんかーわい！ …まぁでも、大丈夫だよ。あいつの眼中に俺はこれっぽっちもいないから。」
え…？
幸人「ここまで言えばわかるだろ？早く気持ちぶつけてこいよ。泣かしたら俺が今度は奪いに行くからな。…ちょっとカッコつけすぎた？笑」
Aちゃんが、俺を…？
あれ、ていうか…
「いつから俺がAちゃんのこと好きだって知ってたの？」
幸人「今更？ お前が気付くより前から気付いてたかな。」
「まじか…。でも、幸人はそれでいいの？」
幸人「俺は、お前たちを応援してるの！遠慮とかしたらまじで怒るから。」
「…ありがと」
幸人「この貸しはでかいぞ。」
本当に良い奴だな
幸人の不器用な優しさがすごく心に響いた
幸人「ん。明日も早いんだろ？早く帰りなよ、俺はもう少し飲んでるからさ。」
「うん、ありがとな。じゃあ行くわ」
幸人「おう」
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作者名：ぽぽ | 作成日時：2019年2月22日 21時
