君想い (ページ44)

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「おわった～！」

宣言通り30分ちょっきりで終わらせた私たち

…というかほとんど先輩が頑張ってくれた

「本当に、ありがとうございます。借りはちゃんと返します」

幸人「どういたしまして。じゃあはやく帰るぞ、送ってくから」

「いや悪い…」

幸人「送ってくから」

「はい…ありがとうございます」

半強制的に幸人先輩送ってもらうことになった

タクシーに乗って私の家までついてきてくれるらしい

ちゃんとお礼しなきゃな…

車に揺られているとまた気持ち悪くなってきた

幸人「おい、大丈夫か？」

「大丈夫…です…」

幸人「もう少しだから」

力なく答える私に幸人先輩は私の肩を抱き寄せて支えてくれた

いや…近い…//

「あの、幸人せんぱ…」

幸人「ほら、降りるぞ。俺に体重かけていいから、ゆっくり歩け。」

「あ、ありがとうございます…」

私自身、自力で歩けそうになかったからお言葉に甘えさせてもらった

幸人「鍵出して」

「さすがに家までは…」

幸人「心配だから」

言われるがままに鍵を差し出して家に入る

家汚くなかったっけ？！

てか玉ちゃんのポスターリビングに貼ってるじゃん！

それは流石に無理！

そんな私の心の叫びは届かず、スタスタとリビングに入っていく幸人先輩…

あー…もう………

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