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「「……………」」
無言の時間が続く……
ど、どうしよう…
私は恐る恐る玉ちゃんの顔をちらっと見てみた
玉ちゃんはフードを被ってマスクをしていた
私に気がつくと目がとろんとなって笑いかけてくれているのがわかる
そっか…玉ちゃんはバレちゃいけないから私と話せないんだ
そうだよ、私の隣にいるのはトップアイドルKis-My-Ft2の玉森裕太なんだから
偶然出会って少し仲良くなれたからって、自分は浮かれていただけなんだと思い知らされる
だって彼は芸能人
私とは住む世界が違う
私なんかが相手にされるわけないのに
何考えてるんだろ…
彼に好意を寄せている自分が虚しく思えてきた
あれ…？
私の手がふわっと温かいものに包まれた
えっ………
玉ちゃんの手が私の手の上に乗ってる…？！
玉ちゃんの顔を見てもこちらを見てはくれなかった
運「到着しました」
玉「ありがとうございました」
スマートにお金を支払って
手は繋いだまま…
車を下りる私をエスコートしてくれた
「あ、ありがとう……///」
玉「ん、」
全然目合わしてくれない…
玉ちゃんは何を考えているんだろう、？
こんなことされて、期待しない女の子いないよ？
もう、ほんと、ついてけないよ…
玉「ね、ちょっとお散歩しよっか。」
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作者名：ぽぽ | 作成日時：2019年2月22日 21時
