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「すみません、他にお客さんもいるのに、話しすぎてしまいました…」
幸一「全然、気にしなくていいよ。Aちゃんは特別なお客様だしね。」
特別なお客様……
単純な私はそう言われただけで、きゅんきゅんしてしまう
本当にジェントルマンという言葉が似合う人だ
「お手洗い行ってきますね。」
幸一「そこの右奥にあるよ。」
ふぅー、ちょっと飲み過ぎちゃったかな…
お酒がそんなに強くない私は、すぐに顔が火照ってしまう
それにしても、このお店本当に素敵な空間だなぁ。
改めて店内を見回してみると、とてもデザイン性に溢れていた
ドンッ
よそ見して歩いていたから、トイレから出てきた人にぶつかってしまった
「「あ、すみません……」」
お互いの声が重なる
「えっ……………」
顔を上げて見てみると、
私の目の前には
大好きで大好きでたまらない
遠すぎる存在で手に届かないはずの
彼が＿＿＿＿。
“玉森 裕太くん” が立っていた。
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作者名：ぽぽ | 作成日時：2019年2月22日 21時
