第1話 ページ1
私(櫻野A)には、大切な大切な思い出がある。
それは、10年前、隣の家に住んでた同い年の男の子との、ある約束。
その男の子の家は教育に厳しく、彼はいつも私と会うためにひっそりと家を抜け出してきていた。
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「Aちゃん!秘密基地つくろう!僕とAちゃんだけの秘密基地!他の子たちは誰も入ってこられない内緒の場所だよ」
「Aと二人だけの?やったぁ!つくる!!」
「よし、決定だ!どこに作ろう・・・」
「うーん。Aと…くんの二人だけの場所だから・・・」
「あ!僕思いついた!あそこにしようよ。さなめ川の橋の下!あそこなら、ほかに誰も来ない!僕とAちゃんだけの場所にできるよ!」
「うん!とってもいいと思う!じゃあ今から秘密基地つくろう!!!」
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・・・今となっては、その秘密基地が完成したのか、途中でやめたのか、もう覚えてはいない。
だけど、今でもはっきりと思い出すことができるのは、あの約束。
あれは、あの男の子が遠くの町へ引っ越してしまう前日。
「僕、Aちゃんのこと、ずっと忘れない。何があっても、絶対に。だから、僕たちがまた会えたら、その時は結婚しよう!!」
震える声と大量の涙を流しながら、彼は私の頭に花かんむりを乗せてくれた。
「うん!!!絶対、なる!!A、…君のおよめさんになる!!!」
私も涙を流しながら一生懸命応えた。
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メラ - viaさん» ありがとうございます!そう言っていただけると、元気もらえます(o^^o) (2020年6月6日 12時) (レス) id: 40f63785af (このIDを非表示/違反報告)
rin - viaさん» めちゃくちゃうれしいです!ありがとうございます! (2020年6月6日 12時) (レス) id: d007864731 (このIDを非表示/違反報告)
via - すごく面白いです!展開が楽しみ…この後どうなるんだろう!最高です!!応援しています! (2020年6月6日 11時) (レス) id: 124b642d9c (このIDを非表示/違反報告)
メラ - rinさん» ありがとうございます!やることが一区切りしたのでまた更新する予定です! (2020年6月5日 1時) (レス) id: 40f63785af (このIDを非表示/違反報告)
rin - とっても面白いです!更新頑張ってください! (2020年5月30日 22時) (レス) id: d007864731 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:メラ | 作成日時:2020年5月30日 22時