近界民の空閑双子２《ワールドトリガー》 (ページ2)

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遊莉side

宇佐美｢さて諸君！諸君はこれからA級を目指す！その為には......もうB級になってる修くんを除く、千佳ちゃんと遊真くんと遊莉ちゃんの3人に、B級に上がってもらわなければならない！｣

まず正隊員であるB級になり、A級に上がる為の｢ランク戦｣というものに参加する

上のクラスに上がる為には、任務の手柄だけではなく、｢ボーダー隊員同士の模擬戦｣である｢ランク戦｣で競う必要があるらしい

遊真｢ふむ。つまり、俺らがB級になるにはC級の奴らを蹴散らしてくればいいわけだな。それいつからやるの？今から？｣

遊莉｢落ち着いて遊真。そもそも私達C級ですらないじゃん｣

宇佐美｢そうそう。ボーダーの｢正式入隊日｣ってのが年3回あって、新入隊員が一斉にC級デビューする日なんだけど、その日までは遊真くんもまだランク戦出来ないんだよね｣

遊真｢え〜〜｣

迅｢慌てんなよ遊真｣

口を尖らす遊真を落ち着かせるように、迅さんが言った

迅｢お前と遊莉ちゃんは、うちのトリガーに慣れる時間がいるだろ。ランク戦には、2人の黒トリガーは使えないぞ｣

遊真｢ふむ....なんで？｣

遊莉｢本部の人に狙われるから？｣

迅｢それもそうだけど、黒トリガーは強すぎるから、自動的にS級扱いになって、ランク戦から外されるんだ。メガネくんや千佳ちゃんと組めなくて寂しくなるぞ｣

2人と組めないのは確かに嫌だ

ここに居る間は黒トリガーは封印か......

それはそれでちょっと寂しいかも

宇佐美｢千佳ちゃんはどうしよっか。オペレーターか戦闘員か....｣

遊真｢そりゃもちろん戦闘員でしょ。あんだけトリオン凄いんだから｣

遊莉｢それに、もしネイバーに狙われた時の為にも、戦えるようになった方がいいと思う｣

宇佐美｢千佳ちゃんてそんなに凄いの？｣

遊莉/遊｢｢見たらビビるよ｣｣

そして千佳も決心したように、その意志を伝えた

千佳｢私も......自分で戦えるようになりたいです｣

宇佐美｢なら戦闘員に決まりだね！｣