二階堂カップル【あなたの番です】

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二階堂side



今日の夜は、手塚さんの部屋で手塚さんと2人鍋。Aは、課題が終わってないからと、部屋にいる。




手塚｢じゃあ、今朝ひーちゃんに怒られたんだ。で、昼間には黒島ちゃんにも｣

二階堂｢はい。僕、そんな失礼でした？｣

手塚｢うん。失礼だね。だってあれでしょ？ひーちゃんと｢あんなことした｣とか、｢こうゆうの言われた｣とかっていうの黙ってた訳でしょ？｣

二階堂｢...いや、どういう事ですか｣

手塚｢俺に恋愛相談しておいてさ、その後の進展話さないのは失礼だよ｣






訳が分からない。というか、恋愛相談なんてした覚えがない






手塚｢キスした事ある？｣

二階堂｢は？｣

手塚｢いや、だからキス｣

二階堂｢........2、3回程度なら｣





何でこの人教えなきゃいけないんだ





手塚｢え！？付き合って5年で、キス2、3回！？はぁ〜......で？次はいつすんの？今度のお祭り？｣

二階堂｢しませんから！｣

手塚｢そんなにムキになっちゃって〜。それだけひーちゃんの事が好きって事でしょ？｣

二階堂｢....｣

手塚｢ハハハハ....！！そうだよね。アハハ...！涙出て来ちゃった....｣

二階堂｢笑い過ぎですよ｣

手塚｢うん....｣





途中まで、普通に笑っていたけど、気づいたら泣いていた手塚さん





二階堂｢あの...｣

手塚｢ごめん。楽しい事あるとさ、すぐに菜奈ちゃんの事思い出しちゃうんだよね｣








こうゆう時、どう声をかけたらいいのか分からない







手塚｢ごめん....｣

二階堂｢....｣









･









部屋に戻ると、机に突っ伏して寝ているAがいた。






二階堂｢....風邪ひくぞ、バカ｣






寝ているAをおこさないように、そっと抱き上げ、寝室のベットに下ろす






A｢(ｽｰ...(ｽｰ...｣







規則正しい吐息を立てるAが凄く愛おしく見える。Aの頬に手を添える









二階堂｢(可愛い寝顔...)｣









俺はそっと顔を近づけ、そのまま唇にキスを落とす









二階堂｢....｣









俺もベットに入り、Aをギュッと抱き締める









消えてしまいそうに儚いAが









消えないように。ずっと傍にいてくれるように

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