二階堂カップル【あなたの番です】

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総一くんが有力候補と知った2人は目を見開いていた





二階堂｢イコール実行犯と断定出来ませんが、これはかなり高いパーセンテージです｣

黒島｢確かに、総一くんは少し変わってるというか、今でも、本当にあの部屋から逃げられなかったのかなとか。あの時、私に何をしてほしかったのかとか。色々考えるんです。ただ、この間も猫が死んじゃってて、それを抱いて病院に行こうとしてたんです。凄い優しい子だなって.....｣

二階堂｢それ、この子が殺したんですよ｣

黒島｢え？｣

A｢...忍｣

二階堂｢殺人犯が事件を起こす前に、動物に危害を加えてる比率はかなり高いですから｣

A/手塚/黒島｢｢｢....｣｣｣


二階堂｢よ〜しいい感じだ....｣





忍....
自分のAIが優秀で嬉しいんだよね。分かるけどさ.....






黒島｢あの....私、納得出来ません｣

二階堂｢いや...｣

手塚｢確かに、変な事多いよね。そもそも総一くんはさ、ベランダにいたんでしょ？俺達が監_禁された時は手錠されてたのに。それに、絶対に開けるなって言って置かれたクーラーボックスに、鍵も何も付いてなかったのが気になってたんだよね｣

黒島｢でも、菜奈さんが殺された時、総一くんは施設にいたんじゃないんですか？｣

手塚｢それは......そうだね｣






あとは、帰ってきてからという事で、部屋で学校の準備をする






A｢ねぇ...｣

二階堂｢ん？｣

A｢さっきの忍、すっごい嫌な感じだった。失礼とか思わないの？｣

二階堂｢...え？｣

A｢はァ....忍がさ、自分の作ったAIが成果を出して、嬉しいのは分かるよ。分かるけどさ.....時と場合ってものがある。手塚さんは、この事件で奥さんを亡くしてるの。だから、面白いとかさ.....ちゃんと言葉選んで。｣

二階堂｢....ごめん。そんなつもりなかった。気をつける｣

A｢うん。じゃあ行こう｣

二階堂｢うん｣

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