もし復讐が始まったら ページ4
風邪をひいたディエゴの見舞いだと言って、1人の女が来た。
ディエゴのために持って来ただろう、その袋は1人分にしては多すぎる量の食べ物が入っている。
その女はAというらしい。
Aにリンゴを切らせている間に、その姿を見る。
高い位置で結ばれている金髪はゆるく波をうって流れている。
吸い込まれるようなその碧眼は澄んでいて、おおよそあのディエゴの友人だとは思えない。
そして、この女の香り、、
｢･･･リンゴはまだか、A？｣
少しくらい、、
味見をしたって構わないよな？
･･･リンゴを切るAのそばに寄る。
ほどなく、Aはリンゴを切り終えた。
振り向いたその方向にあった私の顔に驚きの表情を見せるA。
私はそのままAの血を吸おうとした。
、、吸おうとした。
｢どじゃあぁあん、アメリカから帰ったぞ！｣
ヴァレンタインがスタンド能力でここに現れた。
･･･間の悪い奴め。
あと少しで吸血できたというのに、、
ひさしぶりに質の良い女の血を味わえると思っただけに、、ヴァレンタインの登場は邪魔でしかない。
ふとAを見てみると、スタンドを発現させている。
･･･Aはスタンド使いだったのか、、
いや、問題はそこではない。
どうやら、ヴァレンタインと何か因縁があるらしい。
その時、リンゴを切るためのナイフが、人を殺すためのナイフの持ち方に変わった。
このまま見ているのも一興だが、これ以上家を荒らされると吉良に怒られる。
｢･･･このナイフで、あなたを切り裂くッ！｣
｢ちょっと待てッ！話を聞くんだ！｣
家具も滅茶苦茶な場所にあり、もはや遅すぎるかもしれんが、、
･･･Aがヴァレンタインに向かって走り出す。
スタンド能力の影響か、動く事のできないヴァレンタインにAはナイフを振りかざす、、
、、なぜ、私がこんな事をしなくてはならないのだ。
内心ため息をつく。
｢･･･ザ･ワールド。｣
時は停止した。
止まった時の中で動く事ができるのは、このDIOだけだ。
･･･Aとヴァレンタインを離れさせ、Aの手にあるナイフをとる。
｢･･･1秒前、、、ゼロ。｣
時は動きだす。
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無花果 - 続いてくれ頼む…面白いのにもったいない！！ (8月25日 15時) (
レス) @page22 id: 97d79e1a3f (このIDを非表示/違反報告)
mare 1309 - この作品とっても好きです！！！！！とっても良いところで終わってるので忙しく無ければ更新してくださるととても嬉しいです！ (2022年12月18日 7時) (レス) @page22 id: a86a15f2bd (このIDを非表示/違反報告)
月華雪(プロフ) - この作品好きなのですが……。もう終わってしまったのですか？悲しいです。 (2017年5月1日 18時) (レス) id: cc6c105bde (このIDを非表示/違反報告)
姉がうるさい - 面白いです！ 更新頑張ってください！ (2016年8月14日 23時) (レス) id: a4cdad4bd7 (このIDを非表示/違反報告)
薄紅梅(プロフ) - クロガネ@センガザキさん» 更新のペースが遅いですが、これからもよろしくお願いします。 (2016年4月9日 22時) (レス) id: aba18490cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：薄紅梅 | 作成日時：2015年10月4日 0時
