【wrwrd】幹部死んでたんで助けます (ページ22)

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追いかけっこページ22

俺はトントンの腕を掴んだ

kn｢待てよ！トントン！｣

tn｢クソっ……離せ！｣

トントンは抵抗する

俺よりも力が強いトントンに
俺は腕を解かれて

また追いかけっこが始まった

●○●○●○●○

em｢また、コネシマさんいませんね…｣

『あぁ。また、トントンを追いかけてるのか？』

周りを見渡すが声すら聞こえない

em｢そうだとしたら、私も手伝いに行ってきます！｣

『わかった。』

エーミールはトントン捕獲に向かい、
オスマン、シャオロンもその後に続いて行った

zm｢俺は何も……。｣

人間であるゾムとひとらんは暗い表情をしている

幽霊が見えない彼らにトントンの捕獲なんて
到底、無理だ

ht｢何か手伝えることがあったら……｣

何か手伝えること…か……

コネシマやエーミールに有利な状況を作り出す方法…

相手は幹部の中でも経験を積んでいるトントン

(この前、コネシマは壁を上手く使われて撒かれたって言ってたか……？)

つまり、壁を使えなくすれば…！！

『1個思いついたぞ！』

zm・ht｢え？｣

私はメモ用紙何枚かに紋章のようなものを描き
二人に渡す

『これを色んな場所の壁に貼ってくれ！』

この紋章を貼った物は幽霊でも触れるようになる…

壁に貼ったら、少なくとも壁のすり抜けは出来なくなるはずだ…

zm｢わかった！｣

ht｢じゃあ、ゾム。俺はこっち側に行くから、
そっち側はよろしく。｣

zm｢おん！｣

二人は廊下を走り紙を貼りに行った…

(さて、何もすることが無くなった…)

庭にただ一人残されてしまった…

後は彼らを待つだけ…

『…………！！誰だ！？』

後ろから視線を感じた

振り返るとそこには窓越しに私を見る

金髪赤目の男がいた

『グルッペン･フューラー……』

●○●○●○●○

tn｢……しつこい！！｣

kn｢幽霊は体力が減らへんからな！
速さが同じなら、ずっと追いかけっこになるで！！｣