結局人間顔ですか？２

第５３話 ページ34

晋助にじろっと睨まれたけどとりあえず気にしないことにしよう

「じゃあ明日遊ぼうヨ！俺に江戸を案内してよ」

ヨ？やっぱイントネーション誰かに似てる？

「分かりました。じゃあまた今日のファミレスで待ち合わせにしましょ」

「今から送るし迎えに行くよ？」

「大丈夫です。一人で帰れますし」

「あと仕事があるので夜待ち合わせにしてください」

「えー」

渋る神威さんを何とかなだめてそそくさと帰った

とりあえずもう夜も遅いし急いで帰らなきゃだからね！




ガラガラガラ

「ただいま」

万事屋に帰ると銀さんはすでに寝ていた

ごめんね、銀さん。答え先延ばしにして

ちゃんと考える、考えるからあとちょっとだけ待ってて

その日の夜はやっぱりぐっすりは眠れなかった





「おはよ」

起きたら銀さんはすでに起きていてイチゴ牛乳を飲んでいた

「おはよう銀さん。神楽ちゃんは？」

「友達んとこ泊まるって聞いてねえ？」

「そうだったっけ？」

言ってた気もする

「朝ご飯軽くで良かったら作るけど」

「頼むわ」

銀さんの態度は変わらない。やっぱり優しいや

「銀さん、今日の夜も用事あるからでかけるね」

「デートだったら銀さん泣くよ？」

「デートではない」

うん、違うはず。私神威さんのこと好きじゃないし

ていうか、今日の夜の約束断ったら昨日返してくれなそうだったし

「でも用事夜からだから夕方になるけどちょっと早めの晩御飯食べてから行くね」

「よっしゃ」

銀さんは美味しそうに朝ご飯を食べてくれた

「それじゃ、行ってきます」

「気を付けろよー」

普段なら絶対こんなこと言わないじゃん

調子狂うよ





真選組につきさっそく廊下の掃除を始める

ふぅー雑巾は腰が痛くなるな〜

隊士の方々がぞろぞろと歩いてきた

邪魔にならないように端っこに寄っとこうっと

「掃除ですかぃ」

「いってらっしゃい」

早く見回りに行ってくださ〜い

「Aついに日本語が通じなくなりやしたか」

「いってらっしゃい」

「おら総悟行くぞ」

「土方さん、おはようございます。お仕事頑張ってください」

「俺とこいつの態度の差はなんですかぃ」

「人柄の差では？」

「生意気になりやしたね」

「とにかく仕事に行ってください」

「えーー」

結局土方さんに引きずられながら連れていかれた

はぁ、これでゆっくり掃除ができる

今日は洗濯物もしなきゃだからやることいっぱい！急がねば

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