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第42話 ページ23

「銀さん、あのね、人間顔より性格重視だよっていう人は少なくないと思う」

「…」

「でもね、そんなのうわべだけ。口先だけだよ。実際顔で態度かえられるんだから」

「そうじゃない人間もいるんじゃねーの?」

「…そうなのかもしれないけど、どうしても割り切れなくて」

「銀さんは昔の私を知らないから。きっと知ったら幻滅するよ」

「しねーよ。俺はどんなお前にだって幻滅なんてしない」

「ふっありがと、そう言ってくれるだけでうれしいよ」

それがうわべだけじゃないといいな。口先だけじゃないといいな。

「じゃ、銀さんのパフェも食べ終わったことだし行きますか」

「ごちそうさまで〜す」

「銀さんって女に平気で奢らせたりするからモテないんだよ笑」

「うっせ」

まあ、そんなゆるい銀さんの事嫌いじゃないよ。

なんてこというと銀さんは調子に乗るだろうから言わないけど。





「あっ夜ご飯の買い物して帰ってもいい?」

「おー」

「せっかく銀さんもいることだしお米とかトイレットペーパーとかも買っちゃおうっと」

「はいはい、こきつかわれてやりますよ」

男手がいると思いものとかも買うことができてちょうどいいんだよね。

いつもは男以上に力持ちな神楽ちゃんに買い物手伝ってもらってるんだけど笑





「それ、結構重いでしょ?」

お米が入った袋が銀さんの指に食い込んでいる。

「見た目ほどは重くねーぞ」

「銀さん力持ちっぽいもん。神楽ちゃんと新八さんを両手で軽々とかかえられそう」

「神楽は最近太ったから重い」

「女の子の事太ったとか言っちゃいけないんだ〜。神楽ちゃんに言っちゃおうっと」

「まて、俺の命が危なくなるだろ」

「まちませーん」

二人でトコトコと歩いていると、前方に隊服を着た沖田総悟を見つけた。

げっ

「んあ?総一郎君じゃねーか。今日も仕事か〜忙しそうだな」

「サボりの間違いでしょ(ボソッ」

「旦那にA・・・。二人はデートですかぃ?」

「おー」

いや、否定してよ。

「ただの買い物です。沖田さんもお疲れさまです」

「とーこーろーでーさっき小さな声でサボりとかいう単語が聞こえたんですが」

聞こえてたんかい。地獄耳っていうやつかな?自分の悪口だけはしっかりと聞き取れるっていう。

「Aもいうようになったじゃないですかぃ」

「総一郎君とAってそんなに仲良かったか?」

銀さんが私たち二人をじっと見ながら言ってきた。

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いずみ(プロフ) - もえtotoroさん» ありがとうございます!!なるべく更新しますね! (2019年10月20日 9時) (レス) id: ce54617277 (このIDを非表示/違反報告)
もえtotoro(プロフ) - この作品大好きです!いずみさんがしんどくない程度でいいので更新頑張って下さい!飽きず懲りず待ってます!! (2019年10月20日 2時) (レス) id: 5cbc47761c (このIDを非表示/違反報告)
いずみ(プロフ) - 亜里沙さん» ありがとうございます!これからも頑張ります (2019年6月25日 18時) (レス) id: ce54617277 (このIDを非表示/違反報告)
亜里沙(プロフ) - 面白いです。更新頑張ってください!楽しみにしてます (2019年6月25日 8時) (レス) id: cd2953f50f (このIDを非表示/違反報告)
いずみ(プロフ) - アカヤさん» ありがとうございます!!これからも読んでいってくださると嬉しいです! (2019年5月20日 17時) (レス) id: ce54617277 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いずみ | 作成日時:2019年4月30日 22時

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