第33話 ページ14
美味しいお鍋を新八さんが作ってくれて、ゆっくりした後私、神楽ちゃん、妙さんは布団を引いて横になった。
「ぐおー」
女子トークネ!と、一番盛り上がっていた神楽ちゃんは10時を過ぎるとすぐに寝てしまった。
「ふふ、良く寝てるわ」
その姿をほほえましそうに妙さんが眺めている。
「さてAさん、何か寝不足になるほど悩んでらっしゃるんでしょう?話してくださらない?」
「でも…」
「きっと話すと楽になりますよ?言いふらしたりなんてしませんから」
「まさか、妙さんがそんなことするなんて考えたこともないですよ!」
「それに、よかったらお互いに敬語もはずしません?」
「妙さんがよければ…」
「じゃあAって呼んでもいい?」
「もちろん。妙ちゃんって呼ばせてもらうね!」
妙ちゃんと少し話して大分打ち解けたら、私の気も緩んできた。
「あのね、妙ちゃん。私、とっても大事な友人に一緒に働かないか?って誘われてるの」
「あらいいじゃない」
「でも、そのためには地球を去らなきゃいけないらしくて」
「地球を去る?」
「なんか地球以外のところで仕事してるらしい。そこの家事とかをしてほしいって言われたんだよね」
「地球以外って危ない仕事じゃないの?」
「私もそうかとは思ったんだけど、その人とってもいい人だからわざわざ私をだましてまで連れて行こうとしないと思う。だから、私には危なくないんじゃないかって思ってるの」
「いつまでに決めなくてはならないの?」
「…3日後」
「!? それで、早く決めなきゃと焦ってるのね」
「うん。私、どうしたらいいんだろう。その人のことは大好きだけど、万事屋のみんなやもちろん妙ちゃんのことも大好きなの」
「ありがとう。でも、私たちの気持ちなんて考えないで、Aのしたいようにするのが一番なんじゃないかしら?」
「私の、したいように…」
「ええ」
「妙ちゃんはさ、私がいなくなったら寂しい?」
なんで私いろんな人に寂しい?なんて聞いてるんだろう?
「もちろん寂しいわよ?でも、私の気持ちだけでAの行動を制限することなんてできないもの」
「妙ちゃん」
「A?よ〜く考えてくださいね。後悔しないように」
そういって、妙ちゃんは優しく微笑みかけてくれた。
その笑顔はどこかミツバ姉さんに似ていてとても懐かしかった。
「ありがとう、妙ちゃん。ゆっくり考えてみる」
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いずみ(プロフ) - もえtotoroさん» ありがとうございます!!なるべく更新しますね! (2019年10月20日 9時) (レス) id: ce54617277 (このIDを非表示/違反報告)
もえtotoro(プロフ) - この作品大好きです!いずみさんがしんどくない程度でいいので更新頑張って下さい!飽きず懲りず待ってます!! (2019年10月20日 2時) (レス) id: 5cbc47761c (このIDを非表示/違反報告)
いずみ(プロフ) - 亜里沙さん» ありがとうございます!これからも頑張ります (2019年6月25日 18時) (レス) id: ce54617277 (このIDを非表示/違反報告)
亜里沙(プロフ) - 面白いです。更新頑張ってください!楽しみにしてます (2019年6月25日 8時) (レス) id: cd2953f50f (このIDを非表示/違反報告)
いずみ(プロフ) - アカヤさん» ありがとうございます!!これからも読んでいってくださると嬉しいです! (2019年5月20日 17時) (レス) id: ce54617277 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いずみ | 作成日時:2019年4月30日 22時