中島 敦ver. ページ2
Aside
私には絶賛片想い中の相手がいる。
最近はもう、彼の一挙一投足に惑わされてばかりだ。
私は彼のことが好きで好きで仕方ない。
そんな私の片想いの相手は同い年で同じ探偵社員の中島敦くん。
彼は社員になりたての頃から活躍の片鱗を見せていた。
私は事務員だから仕方ないと言えど、私の方が長くいるのにどうしてだろう。と言うちょっとした羨望や嫉妬が混ざった好奇心がきっかけだった。
そこで、あろうことか恋に繋がってしまったのだ。
私の恋を一番に知っていた与謝野さんは最初、敦くんに近づきすぎることを拒否していた。
詳しくは事務員の私には分からない。
ただ、彼が孤児院育ちで酷い扱いを受けていた、というのは知っている。
だからなのだろう。
関わっていくうちに知った。
彼がすっごく優しいこと。優しいし、凄く気遣いのできる純粋な子で。
ただ、溜息が出る程に鈍感すぎるところは考えものだなと思った。
それでもめげずに努力に努力を重ねた結果、今は1番の仲良し。と言えるところまで来たのではなかろうか。
そのお陰で、デートとは言えないけど。
2人でお出かけしたりすることが増えていって、もう天にも昇る想いだ。
そんなある日のこと。
いつも通り備品の買い出しやらを済ませる為に、目的地へ向かっているときのことだった。
敦くんが、突如違う方向へと曲がって行ってしまった。
私が、方向逆だよなんて言っても、もう少しなので着いてきてください、と言うばかりで全く噛み合わない返事しかしない。
もしかして体調悪かったのかな、なんて考えていたとき。
_______そこに広がっていたのは。
綺麗なアイリスとスミレが沢山咲いているお花畑だった。
その余りにも綺麗な花の咲き様に、私は言葉を失っていた。
いや、きっとそれだけじゃないのだろう。変に浮かされて、期待するような気持ちはきっと正しい。
A『え。えっき、れい……すっごく綺麗だね!!敦君いつの間にこんな綺麗なお花畑知ってたの!?』
敦「うーん、偶然だけどね……?」
言葉はそれっきりで、暫しの沈黙が流れる。
期待、してもいいのだろうか。
彼の頬は少しだけ色づいていて。
そして彼は、少しの迷いの後。彼は真っ赤になりながら、私の顔も真っ赤になるような言葉を口にする。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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水菜(プロフ) - 綾瀬川さん» 綾瀬川さん、リクエストありがとうございました!お話が完成いたしましたのでご報告させていただきます! (8月26日 16時) (レス) id: c1a8a22eac (このIDを非表示/違反報告)
水菜(プロフ) - 綾瀬川さん» 本当ですか、、ありがとうございます!条野さんですね、了解しました🥰 後で覗かせて頂きますね! (8月23日 22時) (レス) id: c1a8a22eac (このIDを非表示/違反報告)
綾瀬川 - すごいです、、、、 私は最近、利用し始めたので、こんなふうに書けるといいなって尊敬します!リクいいですか?できれば条野さんを書いてほしいです❗よろしければ私の作品も覗いてください、、、、 (8月23日 8時) (レス) @page6 id: 161a01b196 (このIDを非表示/違反報告)
水菜(プロフ) - 眠いちゃんさん» ありがとうございます!!全て…!?凄いロマンチストですね!尊敬します! (6月8日 17時) (レス) id: c1a8a22eac (このIDを非表示/違反報告)
眠いちゃん - 隠された意味全部分かったので私はロマンチストです() 最高過ぎます!! (6月8日 13時) (レス) @page1 id: 07b28c2f89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水菜 | 作成日時:2023年4月7日 16時