嬉しい ページ27
あ「んー…」
リ「A…？」
リヴァイが目をこすりながら私の声に反応する。
リ「寒いのか？」
あ「ちが…ここ…部屋？」
ベッドから身体を起こし、少しぼーっとする頭で周りを見る。
リ「ああ、ついた時にはお前寝てたんだからな、寒い中にいては風邪をひいてしまうだろ。」
あ「ん、ありがと、リヴァイ。」
リ「…朝か…。鳥がうるさい。」
あ「うるさいとか言っちゃダメでしょ。」
リ「お前もうるさい。」
私の頭にチョップして、リヴァイも身体を起こす。
あ「ひどい！」
リ「冗談だ。おはようA。」
あ「ん、おはよ、リヴァイ！」
いつもと同じ、朝が来た。
あ「ミカサ〜おはよ〜！」
Ｔシャツにひざ丈のスカートを身にまとい、リヴァイと一緒に食堂に行く。
ミ「あ、おはようA。」
あ「あれ、珍しい、抱き着いてこない。」
エレ「俺が言ったんだ、勢いよく飛びつくと赤ちゃんが危ねえだろってな。」
アル「エレン、それ言ったの僕。」
エレ「どっちでもいいだろ。」
あ「アハハハハ。大丈夫だよ、そんな助走つけるんじゃないんだし。」
ミ「大丈夫、なの？」
あ「大丈夫だよ…触ってみる？」
ミカサの手を取り、そっと自分のおなかに近づける。
あ「大丈夫、大丈夫。」
ミカサはきゅっと目をつむり、恐る恐る私のおなかに触れる。
私は強引に手のひらをつけさせた。
ミ「あっ」
あ「これくらいなら全然問題ないよ。」
ミ「嫌っ」
ミカサがびくりと手を震わせ、慌てて離す。
ミ「う、動いた…？」
あ「ええ、ここにはね、恐らく二人の赤ちゃんがいるのよ。」
ミ「人間がここに…？」
あ「うん。ミカサもお母さんのおなかの中でこんな風に育ったのよ。」
ミ「A…痛くないの？」
あ「痛いよ。でも、嬉しい。」
ミ「どうして？どうして痛いと嬉しいの？」
アル「それはね、おなかを蹴ったりするのは赤ちゃんが元気だって証拠だからだよ。」
あ「アルミン…それ私のセリフな。」
アル「ごめんごめん…」
私は少し頬を膨らませ、ミカサに向き直る。
あ「なんで嬉しいのかな…。よくわかんない…っていうか、いろんな喜び？が混じってるんだよ。」
ミ「いろんな…。」
あ「そう。」
ミ「…わかった、かも。でも、その嬉しさを壊さないように…頑張る。」
あ「ありがと！」
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理緒乃(プロフ) - ＊全松ガール＊さん» 作者です、更新してなくてすみません…読み終わるとこの話は完結されていますか？というものが出て、そちらの票が多かったためそうなったのだと思います。まだ完結はしていませんので、続きをお待ちいただけると嬉しいです。 (2017年5月7日 21時) (
レス) id: 6cfe32a3a2 (このIDを非表示/違反報告)
＊全松ガール＊ - え？おわりなの？！ (2017年5月5日 23時) (レス) id: a07a2f44e1 (このIDを非表示/違反報告)
ハンジLOＶＥ - わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ続き気になります!楽しみにしているので、頑張ってくださいぃぃぃぃ！！！！！！ (2017年1月31日 22時) (レス) id: dcc2e7e9e1 (このIDを非表示/違反報告)
螺朱來 - うおぉおぉぉおおおおお!？ ログインできないから続きが読めねぇぇえ!?あたし、ショック〜〜〜〜!?!?!!!!!! (2017年1月5日 18時) (レス) id: b06fbe9bb8 (このIDを非表示/違反報告)
理緒乃(プロフ) - ネットが壊れてたり、忙しかったりして更新が疎かになってしまいました…すみません。これから頑張りますね！ (2016年6月18日 21時) (レス) id: 540c24f042 (このIDを非表示/違反報告)
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