輸血 〜リヴァイ〜 ページ11
ハ「結構傷は深いみたい…何かで切ったのかな…？」
リ「良いから止血しろ。」
ハ「してるんだけど…ほらみて、顔も真っ白だよ？きっと貧血を起こしているんだと思う。早く手当しないといけないんだけど、血が止まらないんだ。このままだと、子供どころかAすらも危険な状態に…」
ハンジの話を聞く限り、子供は諦めなければならないようだ。
エレ「あの…輸血、とかはダメなんですか？」
ハ「…そうだね。私も考えていたけど、それしかないと思う。リヴァイ、Aの血液型は？」
リ「Ｂだ。俺はＡだからな…」
Aの役に立てねぇ…クソ…
焦りがつのるばかりで話にならない。
ハ「丁度いい、私もＢなんだ。エレンは？」
エレ「Ｂ型です！」
ハ「Aのために、血をもらってもいいかい？」
まだAに未練があるだろう、エレンは口元を引き締め、即答する。
エレ「もちろんです！」
ハ「ありがとう！私たちの血で足りるかな…」
リ「どれくらい必要なんだ？」
ハ「顔色と脈拍、呼吸なんかから見ると…6、700ミリリットルくらい…」
リ「！ そんなにか…」
エレ「あの！」
横でエレンが声を上げる。
リ「何だ。」
エレ「その、俺が皆にも声かけてみるので、それなら一人一人の量が少なくて済むと思います。」
ハ「名案だね、エレン。リヴァイ、輸血のやり方を教えるから、やってくれない？」
リ「分かった。エレン、速く行け」
エレ「はい！」
エレンがバタバタと出て行った。
ハ「あのさ、ここじゃ狭いし汚いからAたちの部屋に運んでもいい？」
リ「ああ…」
ハ「まだ少し出てるけど、止血は成功した。でも、早くしないといけない。」
リ「エレンの活躍に期待して…ハンジ、速く教えろ。」
ハ「ああ、分かった。Aを運ぶ間に教えるよ。ほら、速く。」
俺はハンジに促され、Aを抱き上げる。
リ「軽いな…」
血が足りないのか…
ハ「あれ〜？なんでそんなの分かるの〜？まさか」
リ「うるせえ。行くぞ。」
切羽詰まった状態だった俺は、ハンジの気楽さに少し癒された。
リ「…ありがとうな、ハンジ」
ハ「え？何か言った？」
リ「何でもない。行くぞ」
※血液型は適当です！公式じゃないので、ご了承ください
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 241人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
理緒乃(プロフ) - ＊全松ガール＊さん» 作者です、更新してなくてすみません…読み終わるとこの話は完結されていますか？というものが出て、そちらの票が多かったためそうなったのだと思います。まだ完結はしていませんので、続きをお待ちいただけると嬉しいです。 (2017年5月7日 21時) (
レス) id: 6cfe32a3a2 (このIDを非表示/違反報告)
＊全松ガール＊ - え？おわりなの？！ (2017年5月5日 23時) (レス) id: a07a2f44e1 (このIDを非表示/違反報告)
ハンジLOＶＥ - わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ続き気になります!楽しみにしているので、頑張ってくださいぃぃぃぃ！！！！！！ (2017年1月31日 22時) (レス) id: dcc2e7e9e1 (このIDを非表示/違反報告)
螺朱來 - うおぉおぉぉおおおおお!？ ログインできないから続きが読めねぇぇえ!?あたし、ショック〜〜〜〜!?!?!!!!!! (2017年1月5日 18時) (レス) id: b06fbe9bb8 (このIDを非表示/違反報告)
理緒乃(プロフ) - ネットが壊れてたり、忙しかったりして更新が疎かになってしまいました…すみません。これから頑張りますね！ (2016年6月18日 21時) (レス) id: 540c24f042 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
