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山田side

今日いつものように3人で学校に来ると、
「知念…?」

知念がいた。なんできたの、俺に言ったじゃん。『行ける時は涼介に連絡するね、一緒に来てよ?学校。』って。


俺、嘘つかれた?嫌われた?それとも、伊野尾ちゃんに告白したことがバレた?

引かれたかな、こんな奴で。


そう考えていると薮ちゃんと大ちゃんも気がついたみたい。
山田が最初に声掛けに行きなよ。と言ってくれる。

薮ちゃんは絶対行かないだろうし、行こうとしても阻止しますが…笑


あー、久しぶりすぎて緊張する。

伊野尾ちゃんで癒されてからにしよっかな笑



なんてね、ほんとは怖いだけ。

中学生で最初にできた、1番の心友だったから。ううん、今も同じ。心友だった、じゃない。心友なんだ。


でも俺は、何も出来なかった。

知念が辛い時、俺は笑っていた。不登校になっても、学校に連れてこられなかった。



いつかしたLINEを最後に連絡もとらなくなった。

先生は何も知らない。本人が何も言わないし、俺らも言わなくていいと言われたから。


「で、知念のこと教えてくれない?」
「いいけど、ちょっとまってて!知念と話したい。」

行かなきゃ何もならない、伊野ちゃんよりも、大事なんだ。

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作者名:白米慧&桜李 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2018年3月2日 20時

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