第78話 メール�� Side:コナン ページ42
「ありがとう、名探偵」
頭を抱えていると、そう言って立ち去ろとするカルア。
いやいや、待て。
勝手に帰ろうとするな。
まだ聞きたいことがある。
「何？」
腕を掴めば、怪訝そうに俺を見るカルア。
ドキリとした。
コイツはこんな目をするような奴だったっけ？
いつも先のことなどなんでもわかっていて、人を見下すようにニヤリと笑って馬鹿にしている奴だった。
そりゃ、コイツの全てを知っているわけではないが、今までで初めての顔を向けられたことに、驚かないはずもなく。
掴んだ腕は嫌に力んでいて、先ほどの緊張感が伝わってくる。
コイツが今一番恐れていること。
それは、組織に戻ること。
だからこそ、『沖矢A』に興味をもっているベルモットの行動はカルアにとって脅威でしかなかったのだろう。
「メール「僕がそんなヘマをするとでも？」」
いつもの調子に戻った彼は、俺の言葉を遮りニヤリと笑った。
手の力みは抜けていて、パッと離された手が先ほどまでベルモットが見ていたスマホを握り俺に向けられていた。
「ね？」
見せられた彼のスマホの画面はメールの受信箱。
そこに俺からのものはカケラも無かった。
なぜ…
「悪いけど、君からのメールはリスクが高いから、一度開いたら2秒で削除されるようになってるんだ。だから、跡形も残らない」
……
スマホにそんな設定あったか？
ってか、それってどうなのよ、友人として。
友人……
いつしか、そう呼べる仲になっていた。
確かにコイツはAPTX4869の開発者で、複雑な思いは多々ある。
コイツにいなくなられては困るのは、元に戻れなくなるから。
だったはずだった。
でも今は。
コイツの人間味を感じて、どうしても守ってやりたい、そんな気持ちが生まれた。
お前も認めろ。
俺らはもう、仲間だ。
続く (更新停止中)
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真昼 - こんなに私の理想の夢小説あるなんて、、、、。本当に最高です！更新頑張って下さい(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾ (2022年5月5日 20時) (
レス) @page42 id: 5b53c5bf5f (このIDを非表示/違反報告)
やまは(プロフ) - すごく面白くてシリーズ一気読みしてしまいました！これからも更新待ってます！！応援してます！ (2022年2月27日 9時) (レス) @page42 id: d3221d33a6 (このIDを非表示/違反報告)
夏生莉緒(プロフ) - ぽんさん» レス遅くなりすみません！大好きだなんて、本当鼻血が出そうなほど嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2019年6月22日 19時) (レス) id: 178bcf1535 (このIDを非表示/違反報告)
ぽん - 更新ありがとうございます！毎日読み返すほど大好きです！これからも頑張って下さい！ (2019年5月20日 0時) (レス) id: eadf73325c (このIDを非表示/違反報告)
夏生莉緒(プロフ) - テトリスさん» 応援ありがとうございます！とても嬉しいです^ ^これからもよろしくお願い致します！ (2019年5月19日 20時) (レス) id: 178bcf1535 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏生莉緒 | 作成日時：2018年9月16日 10時
