第72話 偽物�� Side:コナン ページ29
そのまま向かったポアロには俺が先に入る。
一緒に入ったら流石に変だろ。
いつものようにカウンターに座り安室さんと話をする。
他のお客さんもいて、フロアでは梓さんがせかせか働いていた。
チリンチリンと音がした方を見ると、そこからは俺に扮した服部ではなく、蘭の姿が目に入った。
え、蘭！？
まぢか……
この状況、服部が耐えられるか？
蘭に突っ込まれたら答えられなくなるのは必至だ。
仕方ない、中止するか？
と携帯を握りしめたそのタイミングで再びチリンチリンと来客を告げるベルが鳴った。
そちらに目をやればやはりそこには俺に扮した服部の姿が。
固まる蘭と安室さん。
そこに参加するように固まる俺。
もちろん演技だが。
仕方ない。
なるようになれ。
服部は蘭を見た瞬間眉を吊り上げ足を止めた。
視線がチラリと俺を見る。
聞いてないがな、そう訴えていた。
そこは、な。
頑張れ服部。
「よ、蘭」
気まずそうに蘭に近寄り話しかける服部。
服部よ。
中々にいいじゃんか。
でも、蘭の様子はというと……
「………。よ、じゃないわよ……」
視線を下げたまま、肩をフルフルと震わせている。
あ、これダメなやつ？
「突然いなくなって、いきなり帰ってきて！！どんだけ心配したと……」
涙声のそれは、服部に向けて言っているのに、俺の胸にグサッと突き刺さる。
ゴメンな、蘭………
「悪かったって。泣くなよ、な？」
自分で頼んどいて、複雑な気持ちになる。
他人が俺の声で蘭を慰める。
きっとカルアがこの場にいたら鼻で笑っているだろう。
置いてきてよかった。
ま、なんらかの方法でこの状況を見ているのだろうが。
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真昼 - こんなに私の理想の夢小説あるなんて、、、、。本当に最高です！更新頑張って下さい(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾ (2022年5月5日 20時) (
レス) @page42 id: 5b53c5bf5f (このIDを非表示/違反報告)
やまは(プロフ) - すごく面白くてシリーズ一気読みしてしまいました！これからも更新待ってます！！応援してます！ (2022年2月27日 9時) (レス) @page42 id: d3221d33a6 (このIDを非表示/違反報告)
夏生莉緒(プロフ) - ぽんさん» レス遅くなりすみません！大好きだなんて、本当鼻血が出そうなほど嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2019年6月22日 19時) (レス) id: 178bcf1535 (このIDを非表示/違反報告)
ぽん - 更新ありがとうございます！毎日読み返すほど大好きです！これからも頑張って下さい！ (2019年5月20日 0時) (レス) id: eadf73325c (このIDを非表示/違反報告)
夏生莉緒(プロフ) - テトリスさん» 応援ありがとうございます！とても嬉しいです^ ^これからもよろしくお願い致します！ (2019年5月19日 20時) (レス) id: 178bcf1535 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏生莉緒 | 作成日時：2018年9月16日 10時
