銃と魔術と医師と情報は驚くほど役立ちます ページ15
朧「...不可解だな」
高杉「何がだ?」
朧「味方の死ぬ速度が速い...相手でもわからない場所に身を潜めてるというのに、敵はその場所を把握している」
高杉「...左翼に行ってみる。お前は右翼陣形に迎え」
朧「わかった」
離れてから考えた。死人が一番出ているのは左翼陣形...敵が数えきれないほどいる
...高杉は特攻隊ではない、では何故敵がいる左翼に向かったのか。仲間がいたとしても、助けに行ける状況ではない。彼奴はそんな馬鹿じゃない
高杉「悪い...やっぱりダメだ」
朧「...高杉...敵の手に落ちたのか!?」
高杉「ほらな...兄弟子、お前は勘が良すぎる...何でそんなにいいんだよ」
腕は鈍ってない。だが弟子を斬ることに躊躇した
朧「...ここは逃げるか...」
しかしここで逃げれば、左翼敵陣形の指揮権を持つであろうこいつを逃がすことになる。ここで殺さなければならない
朧「無理だ...俺には殺せない...」
高杉「俺にも無理だ。今すぐそっちに戻りたい...俺たち鬼兵隊を、誰か救ってくれねェかってずっと願ってる...頼むよ...」
「ゴホンッ...バズーカ用意しました、どうぞー」
虚「邪魔だ。退け」
「「(なんか敵同士協力しあってるんだけどォォォ!?)」」
「やっぱりバズーカはいりませんね。侍なら拳で語り合わないと」
朧「窓に突っ込め!休戦だ!!!」
シリアス展開ぶっ壊して味方だろうと構わずに殺しに来た二人...かと思ったが、二人の目的は違った
その拳が向けられたのは俺たちではない
虚「ようやくお前を」
「殺せる!!!」
アリス「あなた...どうやってここに?」
グラセ「君たちに借りがあるんだ。それを返しに来た!でもここの皆には秘密にしててね」
ユージオ「...ありがとう、グラセ」
グラセ「それから悠平たちもいるんだ。二人に会わせたい人と未来の心中相手もいるから、後でまた会おうね!」
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:琲世 | 作成日時:2019年5月11日 9時