霧からの解放 ページ47
初めて会って間もなく、仕事+遊びで森に行った日を思い出す。メンバーは思い出せない
楽しかったことだけは覚えてた
滅びの直前、松陽は彼奴の手を掴めなかった。惨髄も彼奴を殺せなかった
松陽の代わりに俺が救えるのではないか。その考えを持ち始めたが、容易ではない。せめて離れたところからずっと見守ろう...
彼奴が不慮の事故などで死なないように、ずっと
でも見守るだけじゃ止めれない。もうすぐで俺たちの知る彼奴は消える。今こそ動くべきだ
「忘却の...香水」
虚「一時的なものだ。匂いを嗅ぐだけでいい」
「血の臭い...息...誰かが倒れている...」
女が一人倒れている。彼奴も救わなければならない
「助けないと...!」
虚「気のせいですよ。」
「でも...嗅いだことがある...これは...」
こんな時でも助けようとしている彼奴はバカだ。普通の女なら、自分の身を優先にする。助けたいと思うだけだ。
マリアも同じだ。女のくせにユメクイと戦い、人間も容赦なく切り裂く。全ては大切なものを護るために
虚「...手、震えてますよ。その混ざった気はもう感じ慣れました」
ギルバート「結局バレていたか...」
「...ストーカー、さん?」
虚「少し待っていなさい。男を殺してから始めよう」
少しでも時間を稼げたらいい
ギルバート「そいつの目隠し、取ってくれないか」
虚「...あなたの顔を見せてあげます。死に顔も」
目隠しが取れてわかった。こいつが記憶を失ったのをいいことに、ほぼ全員からストーカーという悪い印象を付けられた俺のことを心配している
最後に見る顔がこいつだと思うと嬉しい
ギルバート「失敗して死んでも、もし生き返れたら助けに来る。」
「ギルバートさん...後ろ...!」
後ろから迫る霧を払うと、その霧は琲世の身体の中に入っていった
...少し戸惑った。霧もそうだが、名前を聞いてないのに俺の名前を呼んでいたから
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作者名:琲世 | 作成日時:2019年4月29日 15時