敵組織との全面衝突 ページ43
静かな夕方だ。都会から少し離れた場所に存在する港、複数の倉庫。組織との衝突にはちょうどいい場所である。これは十月に起きる出来事だ
｢日和を返してもらえないなら、相手は殺すまでだね。そのために会社もやめてきた｣
迅雷｢ご主人は後先考えずにやりますね。...確かに、本家の息子が死んだらどのみち俺たちの首も切られる。そうなる前に取り返すべきだ｣
英智｢...君は本当に行くのかい？僕は君の退職届を受理した覚えはない。｣
｢...｣
英智｢もう少しだけ考えてほしい...頼む...｣
｢いずくん、つむぎ...英智。麻美に教育されたあの頃から、こういう運命を辿るってことぐらいわかってた。約束、守れなくてごめんね｣
瀬名｢ともくん...待って！｣
彼らと完全に決別する時まで...
青葉｢A！！！｣
｢...鈴も服も捨てた。もう悩まされないね｣
ウォーカー｢ご主人様、入院した方が...｣
｢必要ないね。私はこれから収録現場に行く。藍輝のこと、また頼んでいい？｣
ウォーカー｢はい。わかりました｣
車でテレビ局まで行き、先に着いているfineの元へと向かう。滅多に姿を現さない故か、周りには新人だと思われたのか少しちょっかいを出された。fineのマネージャーだと伝えると、すぐにやめてはくれた。
｢おはようございます。｣
日々樹｢おはようございます！あなたの日々樹渉ですよ...☆｣
｢改めて確認します。今日の番組は...英智に負担がかかりやすいバラエティー系統です。他の方々には予め忠告をしましたが、どうしてもの場合はあまり無理はしないように。日々樹は鳩を出さなければ結構。｣
弓弦｢...それっぽくなってきましたね。A様｣
｢藍輝のためだからね。英智、先に薬飲んで。｣
英智｢わかった。ありがとう｣
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作者名：琲世 | 作成日時：2019年12月7日 5時
