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「...あまり出たがらないね。大丈夫...だよね」
ウォーカー「...うん、大丈夫ですよ。早産では子供に障害が残るとも聞いていますし、遅くはなりますが予定通りに産んだ方が安全です。七、八月ぐらいに産まれますよ」
「ありがとう。花見も楽しかった」
紫之「先輩と行けて僕も嬉しいです。三年生の二学期...その頃には藍輝くんの顔も見れるんですね。」
「うん。産まれてきてくれてありがとう...そう言いたい」
____産まれてきてくれてありがとう。私のA
「...あれ...?」
真白「せ、先輩!?」
「嬉し涙ってやつかな...全然止まらないね...」
自分の手も小さい...普通なら赤子の頃の記憶なんてない。なのに何故今...
チリンッ
麻美「この鈴はお守り。あなたが私から離れないようにするための...ね」
糀「麻美、あまり変なことはしないようにな?」
麻美「もちろんよ。こんなに可愛らしい子を...危険に遭わせたくないんだから...」
この鈴は呪われてるわ。A
紫之「先輩?先輩!」
「...違う...この鈴は...彼奴が持っていた...!」
呼ばれているような気がする。おいで、おいでと手招きされる。そこに行けば終わってしまう。行ってはダメ。ダメだ
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作者名:琲世 | 作成日時:2019年12月7日 5時