三奇人の巣窟に一人の＿＿＿がやって来たようです。〈あんさんぶるスターズ！〉 (ページ42)

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(あなたは私にとって必要なんです) ページ42

卒業式に来てくれるだろうか。ウォーカーは、本当に僕のことを...

英智｢...待っているよ。Aちゃん｣

君が来てくれなきゃ...あんずちゃんも...

月永｢結局...彼奴最後まで来なかったな。｣

朱桜｢...今は笑顔で送ります！私たちが皆の分まで笑顔でいなくては...卒業式が台無しですよ...｣

瀬名｢...待って。あの姿...｣

あれって...

｢ごめん...歩きじゃ...結構疲れちゃうね...｣

青葉｢...遅すぎますよ...式、終わっちゃったじゃないですか...！｣

｢あはは...でもさ...こうして来れてね...よかったよ...｣

呼吸もままならない、その状態で此処まで？一人で来たというの？...ともくんは本当に意地っ張りだよ。

瀬名｢撃たれたって聞いて...死んだかと思ったじゃん...！｣

｢...強すぎるよ...本当に死んじゃう...｣

英智｢Aちゃん、今から写真を撮るんだけど...その前に君の式を終わらせようか。君だけの特別な...これまでよく頑張ったね、って祝うための。｣

｢...うん...ありがとう。｣

ともくん、俺...ともくんにいろんな友人ができてよかったって思ってる。式で泣いているときも、みんな励ましてくれた。みんなでいろんなことを話した。

瀬名｢俺の世話役も終わりなのかな...寂しい。｣

遊木｢泉さん、それは違うと思うよ。Aさんはいろんな人に支えられて、ようやく此処まで来たんだ。泉さんもその一人なんだからね｣

｢いずくん｣

瀬名｢...ありがとう、ゆうくん。｣

俺も間違った行動を起こしてしまったけど...それでもこいつへの愛は変わらないよ。

｢いずくんが隣に来てよ？じゃないと写真は認めないからね。｣

瀬名｢...呼吸は...大丈夫？｣

｢今日ぐらい...たくさん喋りたいもの。呼吸も忘れてしまうぐらいね｣

糀｢A！｣

｢...父上、私の罪を背負わせてしまってごめんね。一緒に写真を撮ろう？｣

糀｢ああ...そうしようか。｣

一年生、二年生、三年生が揃ったこの一枚は永遠の宝物だ。