検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:2,219 hit

32 ページ32

誰かと一緒に帰らなきゃいけない

「...」

でもこの日は、なんだか商店街の方が騒がしかった。放課後に商店街の方に向かうと、あんずと流星隊の者たちが揃っていた。

「高峯、南雲」

南雲「先輩...」

高峯「...あんたまで俺に関わらないでくださいよ。」

「関わらんよ。だけど私なりに気合いを入れてやらァ!!!」

南雲の胸ぐらをつかんで思いっきりビンタをぶちかまし、高峯は無理やり立たせて腹に一発入れた。

千秋「はあああ!?え...は...何やってるんだ!!!」

「私が最近イライラしてる理由、知ってる?また最近スペードが私を狙ってるんだよね。」

高峯「そんなの俺たちに関係ない!」

「そうだね。その関係ない奴も巻き込んで、ここらで大きな殺人を起こしてもいいね。」

南雲「は...」

「卒業前に何やってんだお前らは!他人を勝手に失望させるな!!!」

奏汰「ともえさん...」

あんず「先輩...」

「...理由は聞いてやる。ただしどんな理由であれ、もう一度殴るから覚悟しといてね。くだらない理由だったら尚更...ね。」

___この長い話を簡単にまとめると、南雲はどうしても返礼祭に参加したくて高峯に説得しにいった。だが高峯はいつも通りネガティブな発言を発し、それに我慢できなくなった南雲が胸ぐらを掴んだ...ということ。

「...南雲、堪忍袋は社会で最も必要なことだと私は思うね。クソにイラついても我慢する、それが社会だ。高峯」

高峯「...」

「家族の事情でもあるんなら、後はみんなで話せ」

忍「巴衛殿...」

「ただし!あんず以外この場で全員ビンタだ。整列しろ」

千秋「わかった!俺が全員分引き受けよう!!!」

奏汰「こどもたちのぶんはぼくが...」

南雲「いや!俺に全部!!!」

忍「あわわ...強いのは堪忍でござる...!」

高峯「...歯食い縛ります...!」

「あんず」

あんず「は、はい!」

「皆に話さないでね♡」

その日、商店街に悲鳴が響き渡った。

33→←31



目次へ作品を作る
他の作品を探す

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
設定タグ:あんさんぶるスターズ! , 巴日和 , 3-B   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:琲世 | 作成日時:2019年11月27日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。