雨の日 2 姫宮 桃李 ページ16
『えーっと、エアコンはついてないね、もしかしたら風邪かもしれないから熱測ろ？』
話しながら立ち上がり、置いてある救急箱から体温計を取り出して問いかけるも桃李は少し頬を膨らまして私へと向き直る。
私そんな怒ってるような顔にさせるようなことしたっけな。
桃｢そうじゃなくて！…Aも、寒いでしょ、僕が、ぎゅーってしてあげるから…早く来てよ…｣
桃李が後半になるにつれて消え入りそうな声でそう話すものだから可愛くて仕方がなく、私は桃李の言う通りにしてしまう
『…仕方ないなぁ、はい、ぎゅー』
相変わらず上から目線だったもののそれさえも可愛くしてしまうからこの子は凄いだろう、なんて考えながら腕を広げて待っている状態の桃李に抱きつく
私の方が桃李より少し身長が高いだけなので暖かくなれているのだろうか。
桃｢抱きしめた時にAの事包み込めないの、なんかむかつく…｣
私の心配もお構い無しに桃李はそんな事を考えていたみたいで抱きしめる力を強くする
そんな行動さえも愛おしいと感じてしまう私は重症なのだろうか
『大丈夫大丈夫、まだ桃李は1年生だし、これからがあるよ』
桃李の背中を擦りながらそう伝えれば、私の肩に頭を乗せていたので声が出しにくかったのかくぐもった声で離してほしいと要求される
要求通りに離せば、真剣な眼差しで一言
桃｢僕、絶対Aが卒業するまでにはAが見下ろせるくらい身長伸ばすから、それまでちゃんと待っててよね｣
真剣にそう言われてしまえば、私は待つ他ないんだろうなぁ、私は待ってるの意味も込めてもう1度桃李を抱きしめた
続く (更新停止中)
お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←雨の日 1 姫宮 桃李
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 22人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
真琴(プロフ) - 李音さん» …こんな所にまで同士が…ほんとですよね！！尊すぎます…( *´艸`) (2016年7月18日 15時) (
レス) id: aa760ace42 (このIDを非表示/違反報告)
李音(プロフ) - 真琴さん» コメントありがとうございます〜!千秋良いですよね、というか流星隊が素敵だと思います尊いです()応援だなんて…!ありがとうございます!!これから時間の許す限り頑張りますね…! (2016年7月16日 23時) (レス) id: 34bac13a3e (このIDを非表示/違反報告)
真琴(プロフ) - もりちあ先輩なら大歓迎です、むしろ僕から抱きつきますこれからも更新頑張ってください応援してます！ああああああもりちあ先輩いいいいいいい！！ (2016年6月23日 19時) (レス) id: aa760ace42 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：李音 x他1人 | 作成日時：2016年3月28日 6時
