【黒曜編】ｱﾋﾞｽｶﾞﾝﾅｰ、護衛になります【REBORN】 (ページ5)

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第５話受諾ページ5

家光さんには多大な恩義があるけど。

貴｢････家光さんとその息子さんは別人なので･･･それだけじゃあ判断しかねます｣

9代目｢･･･そうか･･･。Aなら、やってくれると思ったんだが･･･｣

貴｢ぅ･･･｣

困ったな、と言わんばかりに眉を下げる９代目。

私は９代目の困ったような顔(この表情)に弱い。

その表情をされたら、否が応でも彼に従うという選択しかできない。

貴｢･･･ハァ･･･全く･･･。守る価値がないと判断したら、その場で切り上げてイタリア(こっち)に戻りますからね｣

9代目｢あぁ、それで構わないよ。･･･引き受けてくれてありがとう｣

さっきまでの表情はどこへやら･･･９代目は優しい笑みを浮かべて私に声をかける。

９代目･･･私があの表情に弱いってわかっててやってるな･･･。

貴｢･･･はい、謹(つつし)んでお受け致します｣

9代目｢あぁ。･･･綱吉くんを、よろしく頼むよ｣

膝をつき胸に手を当てて頭を軽く下げると、優しい声が頭上に落ちてくる。

それに対し、私は返事を返した。