【黒曜編】ｱﾋﾞｽｶﾞﾝﾅｰ、護衛になります【REBORN】 (ページ37)

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第３７話有り得ない！ページ37

ガコッガコッ･･･！！！

家に帰ったあと、私は荷造りを始めた。

だけど、かなり手荒に荷物をつめしこんでいる最中でも、グルグルと色んなことが頭をよぎる。

初めて会った時に助けてくれた時とか、わざと転んだ時の反応とか──素っ頓狂だったけど、優しさが感じられたし･･･。

獄寺が“１０代目”と慕う理由も、何となくわかるような気がしてた。

へなちょこでも、アイツのことを認めてもいいかもしれないって思いかけてたのに──･･･！

それなのに──アイツと来たらｯｯ･･･！！！

貴｢──ほんっっとに有り得ない！！なんなのアレ！！｣

──フツフツと煮えたぎっていた感情が爆発した。

貴｢獄寺を守る素振りぐらい見せろっての！！！死ぬ気弾がないとなんも出来ないのかよ！アイツは！｣

手にしていた服を叩きつけるようにキャリーケースの中に入れながら、言葉を吐き出した。

貴｢９代目が後継者に選んだやつが、なんでこんな死ぬ気弾がないと何も出来ないような奴なんだよ！！｣

バタンッ！！と大きい音を立てながらキャリーケースを閉じ、鍵をかける。

その時、一瞬誰かの気配を感じた。