【黒曜編】ｱﾋﾞｽｶﾞﾝﾅｰ、護衛になります【REBORN】 (ページ34)

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第３４話肉を切って骨を断つページ34

──ダイナマイトの導火線を切られ、攻撃をいなされ続けた獄寺。

挟み撃ちにされ、逃げ場を失っているようだった。

だけど、獄寺は小さい何かを取り出して指で弾(はじ)き、自身の背中のほうへ飛ばした。

ドガァン

獄寺｢いてーんだよ！！｣

貴｢！｣

指で弾いた物が獄寺の背中の辺りで爆発する。

ボムの爆破を機動力に変えたのか。

･･･肉を切らせて骨を断つ･･･機転の利(き)いたことしやがる。

そう思ったのもつかの間、獄寺のパンチはいとも簡単に避けられる。

獄寺｢まだだぜ！！２倍ボム！！｣

??｢芸のない奴･･･｣

そう言ってダイナマイトに向けてヨーヨーを放つ白い帽子の男子。

だけど、その攻撃は撃ち落とされることなく白い帽子の男子にダイレクトにヒットした。

獄寺の奴、とっさに遠近法のトリック使ったな･･･結構やるじゃん。

伊達に“俺が１０代目の右腕だ！”って豪語してないな。

まぁ、バランス崩して地面に座り込んではいるけど。

獄寺｢ボンゴレなめんじゃねー、果てな｣

その言葉と共に、白い帽子の男子に無数のダイナマイトが降り注いで──

ドカドカドガーンッ！！

──激しい爆発音を、辺りに響き渡らせた。