【黒曜編】ｱﾋﾞｽｶﾞﾝﾅｰ、護衛になります【REBORN】 (ページ32)

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第３２話凍りつく背筋ページ32

家に帰っている最中、人混みの中をゆっくりと移動していく。

ここの道、家までかなり近道なんだけど･･･この時間帯は買い物客とかで人通りが地味に多いんだよな〜･･･。

そんなことを考えていた時──

ゾワッ･･･！！

背筋が凍りつきそうになるほど、嫌な気配がした。

反射的に身構えそうになるのをなんとかこらえ、平然とした態度を装い、そのまま歩いていく。

なに、今の･･･？

心の中で動揺しつつも、顔には出さずに立ち止まり後ろを振り返った。

人混みに紛れてて分かりにくかったけど、白い帽子みたいなのを被っている人とすれ違った時に、すごく嫌な気配がした。

私の感覚が間違ってなければ、あれは殺し屋特有の気配だよな･･･。

平和な並盛に殺し屋が居るとなったら一大事なんだけど･･･。

貴｢･･･アイツ、どこに行く気だ･･･？｣

人混みに紛れて見え隠れしている白い帽子を睨みつけながらそう呟いた。