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第２５話 慣れてる ページ25
山本｢雲雀の奴、女子相手なのに派手にやったな。──大丈夫か？神影｣
座り込んでいると、さっき近くにいた沢田達が私の隣に来て、山本が私に手を差し伸べてくれる。
まさか声掛けてくるとは思わなかったからちょっとビックリしてるけど──･･･。
貴｢･･･慣れてる｣
ツナ｢慣れてるって･･･えぇ！？転ぶのに！？｣
山本の手を借りて立ち上がり、スカートに着いた汚れを落とす。
本当は波風立てずに避けるためにわざと転んだんだけど･･･沢田はホントに毎回転んでると思ったようだ。
すごい驚きよう･･･まぁ、毎回転んでるって言われればそりゃビックリするか。
獄寺｢ハッ、ドジなんだか運がいいんだかわかんねーやつだな｣
貴｢･･･｣
いちいち癪に障る言い方する奴だな･･･獄寺。
そう思いつつも顔には出さないように、ヘッドフォンを外した後に彼のことを見つめる。
そんな奴が１０代目の護衛が務まってるのかな･･･。
なんか、守ろうとしてるけどそれが返って沢田に色々と迷惑かけてそう･･･。
獄寺｢な、なんだよ･･･｣
貴｢別に｣
バツが悪そうに口
山本｢帰んのか？｣
貴｢うん。サヨナラ｣
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作者名：朔怜ｰｻｸﾚｰ | 作成日時：2021年11月4日 21時
