【黒曜編】ｱﾋﾞｽｶﾞﾝﾅｰ、護衛になります【REBORN】 (ページ24)

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第２４話結果オーライページ24

あぁ･･･めんどくさいな･･･。

そう思って振り返って攻撃を流そうとした時、近くに沢田と獄寺、もう１人黒髪短髪の男子の山本がいることに気が付いた。

･･･ここで攻撃を流しちゃダメだな･･･沢田はともかく、獄寺に私がヒットマンだと気付かれる。

そう判断した私は、わざと足に足を引っ掛けてその場に転んだ。

それと同時に、頭上にブンッとトンファーを振りかぶったであろう音が聞こえてくる。

超ギリギリ･･･トンファーの風圧で髪の毛ちょっとなびいたよ。

というか、一応受け身は取ったけどそれ相応に痛いな、膝。

血は出てないからまぁいいか。

貴｢いっ･･･たたた･･･。あーぁ、“また(・・)”やっちゃったな･･･｣

そう言いながらゆっくり体を起こし、地面に座り込んで膝についた土を払う。

“また”という言葉を強調したのは、それが日常茶飯事なのだということを印象付ける為。

これでトンファーを構えてるやつと沢田達にドジっ子なんだと印象づけられれば結果オーライなんだけど･･･。

雲雀｢･･･なんだ、本当に人違いだったんだね。僕の攻撃をいとも簡単に避けた人が、こんな何も無い所で転ぶはずないから｣

よし、作戦通り！

雲雀｢興醒(きょうざ)めだね。君、早く帰りなよ｣

そう言って、学ランをひるがえしてどこかへと歩き出した彼。

まさかここまで上手くいくとは思わなかったんだけど──結果オーライ。