第５６７話 犯人の手がかり ページ17
ｱｰﾃﾞﾙ｢ボンゴレ１０代目の守護者を倒すほどの強者となると、ギークファミリーを倒した犯人と同一と考えられますね｣
どこか淡々とした口調のアーデルハイト･･･だけど、その意見には賛成だ。
紅葉｢アーデルハイトの言う通りだ、だとすれば結局また犯人はわからずじまいか･･･｣
ﾘﾎﾞｰﾝ｢いいや、犯人を見つけることは可能だぞ｣
さっきまで姿の見えなかったリボーンが、ひょっこりと姿を現した。
貴｢リボーン･･･アンタどこいってたの？｣
ﾘﾎﾞｰﾝ｢オレは今、山本が襲われた現場の部室へ行って、犯人の手がかりを探してきたんだ｣
リボーンは、ポケットに手を突っ込みながらそう答えた。
手がかりなんてあるんだろうか･･･あったとしても消されてそうなものなのに。
獄寺｢それで、あったんすか！？｣
ﾘﾎﾞｰﾝ｢あった｣
獄寺の問いに迷いなく答えたリボーン。
手がかり、あった･･･！？
消されたりしてなかったってこと？
ﾘﾎﾞｰﾝ｢ただし、すぐに犯人が分かるわけではねぇし、ちっとボンゴレの機密に関わるんでな。わりーがシモンは席を外してくれねーか？｣
紅葉｢ボンゴレの･･･機密？｣
ｱｰﾃﾞﾙ｢我々も教えてもらった方が協力しやすいが｣
リボーンの言葉に、アーデルハイトは異を唱える。
だけどリボーンは姿勢を崩さず、必要なら協力してもらうが席を外してくれと続けた。
ﾘﾎﾞｰﾝ｢気をつけて行動しろよ、お前達が狙われる可能性もある｣
ｱｰﾃﾞﾙ｢分かりました｣
そういうと、シモンの人たちは散り散りになっていった。
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作者名：朔怜ｰｻｸﾚｰ | 作成日時：2023年11月5日 13時
