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『はあ?彼方がきちんと動いてくれればこうならなかったじゃん!』




そ「いや、意味わかんない。俺のせいにすんなよ」



『彼方のせいじゃん!』



そ「はあ、こっちだって作業溜まってるんだよ」



ああ、ため息をつくのを見るのでさえムカつく!



『こっちだって録音早くしなきゃいけないんですけど!?』








どうも、彼氏と絶賛喧嘩中の七瀬 Aです。

ああ、こんなはずじゃなかったんだけどな。









ストレスをよく抱え込む私と、

マイペースな私の彼氏、彼方は、

私のためたものがいまみたいに爆発しては
喧嘩をしてしまっている。




今回はどっちも仕事がつめつめで

ピリピリしてたから、些細な事が原因だった。








『……………』



そ「……………もういい。」







突然訪れた沈黙に居たたまれなくなり

家を出て行く彼方を見て、急に冷静になってくる。







『やっちゃった………』





いつもより、彼方に余裕が無いことくらいわかってた。

彼方も、作業しなきゃいけないのに。

私が、支えるべき私が、迷惑を掛けた。








謝らなきゃ。



そう思って仲直りした時、

よくココアを買うから、

財布とスマホを持って、隣の家へ向かう。







ベルを鳴らすとキョトンとした顔の

真冬が出てくる。



ま「はー…い。あれ、どうしたんですか?」





……え?

何も知らない様子の真冬に不安になる。



『真冬、彼方来てない?喧嘩しちゃって…』



ま「いや来てないですけど…ってAさん!?」



今までこんな事はなかったから、

焦って外へ飛び出す。

いつも喧嘩した時、彼方は真冬の家に居た。



いつもならちょっと気まづい顔して

何?って出てくるのに、




ごめん、やっぱ怒ってる?って言ったら、

別に。って言ってそっぽむくのに。









彼方が出てってからそんなに時間は経ってない。







『近くのコンビニにでも、いるよね…?』




悲しくなって、



電灯の光が少し滲んだ気がした。

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作者名:みり | 作成日時:2018年1月9日 18時

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