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「…馬鹿馬鹿言い過ぎなんだよ…」
俺は今本部の自販機の前で立ち尽くしていた。昨日からのモヤモヤした気持ちを抱えたまま。
とりあえずこんな所に突っ立ってても仕方がないので家に帰ることにした。
「…ただいま…」
家に帰るとリビングにいた母さんがおかえりと言う声が聞こえてきた。その声を聞きながら階段を上がり自分の部屋に入る。
荷物を定位置に置き制服の上着を脱ぐ。ふと昨日さくらが置いていった荷物が目に入る。
このままここに置いておいたらAが困るだろう…いやでも今は喧嘩中だし…あいつ俺の気も知らないで馬鹿馬鹿言ってくるし…少しは困ればいいんだ…
「………」
「あら新ちゃんどうしたの？」
「これAが昨日俺の部屋に置きっぱなしで…」
結局届けにきてしまった。
直接会うのは気まずいからお母さんに渡しに玄関から来たのだ。
「あぁ、言ってたやつね。わざわざありがとう新ちゃん」
「いや…別に…Aは？まだ帰ってきてないみたいだけど…」
「あぁ…新ちゃんもう知ってるのよね？」
「…ボーダーに入った事なら知ってる」
ボーダーに入るには親の同意書がいるからお母さんは知っていて当たり前なのだ。どうせAに頼まれて俺に黙ってたのだろう。
「そう…Aしばらくは支部の方に泊まるって言ってたから帰ってこないわよ」
「…支部…？支部ってどこの？」
「あら、そこは聞いてないのね。まあもうバレちゃったんだしいいわよね。Aがいるのは玉狛支部よ」
「玉狛！？A玉狛の所属なの！？」
どうりで知らないはずだ。
支部の人が本部に来る事はあっても本部の俺は支部に行く事はまず無い。Aの事だからそれを理解してわざわざ玉狛支部に入ったのだろう。
「…いつから？」
「ボーダーに入ったのは新ちゃんと大喧嘩した直ぐ後よ」
「そんなに前から！？」
じゃあ3年近く隠してたって事……
「…新ちゃん、あんまり怒らないであげてね」
「………」
「あの子も入りたくて入ったわけじゃないのよ」
Aも同じ事を言っていた。
そんな事言うなら入らなきゃいいのに……
「じゃあ、また」
「あっ、待って新ちゃん。これ持って行って」
お母さんはそう言うと貰ったらしい良いとこのおまんじゅうを分けてくれたのでそれを受け取り家に戻った。
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雪見大福(プロフ) - 続編？があると期待して待ってます!これからも無理せず頑張ってください！ (2023年3月18日 20時) (
レス) @page35 id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
白 - 多々出てくる「ああゆう」「そうゆう」ですが、正しくは「ああ言う」「そう言う」です。前者は文語体ですので誤りです。 (2022年12月26日 20時) (レス) id: 6452396e63 (このIDを非表示/違反報告)
いち - 続きが楽しみです！更新待ってます!! (2022年6月5日 11時) (レス) id: 86e64ecd67 (このIDを非表示/違反報告)
あや - 第二幕(？)楽しみにしてます♥ (2022年5月22日 19時) (レス) @page35 id: 9d6ac1eb8d (このIDを非表示/違反報告)
うみ(プロフ) - 第1幕！？続きがあると期待していいですか！？ (2022年3月25日 22時) (レス) @page35 id: 9a2ffdd6e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：MW(ミウィ) | 作成日時：2022年2月27日 15時
