12話 ページ13
期間は2ヶ月。
それまでに曲を1通り引けるようにして、月永さんの前で演奏する。
僕は月永さんに言われた事を頭でループさせながら、歩く。
月永さんと別れた後途方もなく歩いていた僕に、ある親切な老夫婦が道を教えてくれて...今ここに至っている。
マジ神だったわGODだったわ羽見えたとか呟きながら、僕は月永さんの楽譜を見直す。
改めて見るとすごい曲だほんとに語彙力飛んでくほどすごい。
はじめの1.2週間でピアノブランクをどうにかする。
そして4週間で1通り弾けるように、残り2週間で細かな調節。かな？
考えるとウキウキしてきた。音楽って最高だぁ。
ふにゃぁと自分の顔が崩れるのが分かる。だめだ、待て、待つんだ僕。高校1年生になってまで童顔童貞って言われたくないだろ？くそっ、自制がきかん、ここまでかっ...ぐはっ...なんてこと考えながら家に入る。
そうするとあんねーが待ってました！とでもいう顔で駆け寄ってくる。
僕は慌ててカバンに楽譜を隠して、あんねーが見えてない振りをして自分の部屋に入...れなかった。
あんねーがドンッと道を塞ぐ。
分かってました。予想はしてました。
するとあんねーがニコォと笑って話し始める。
内容は近々アイドル化で行われるS1？とか言う催しにtricksterのメンバーが出るらしくて、その衣装を作る手伝いをしてほしいらしい。
いつもの僕だったら快く了解していただろう。
それにtricksterの皆さんのお役に立てるなら万々歳だ。
けど今回は違う。月永さんとの約束がある。
隠していてもどうにもならない、と思い、あんねーに今日のことを話す。
あんず)「なるほどね〜、A最近ずっと音楽の事ばっかりだったもんね」
と納得する。
あんず)「けど 練習どこでするの？」
あ、僕は1番大切なことを忘れていた。馬鹿じゃん！？ピアノなかったら練習できねぇじゃん！？
僕が一ミリも動かないのを見て、あんねーはやっぱりとあきれる。
そして、これならどうかな？と条件を出す。
それはアイドル化の音楽室にあるグランドピアノの使用許可を取ってきてあげるから、家では衣装作りを手伝う。というものだった。
できれば家でも楽譜のペース確認とか、強弱とか考えたいことはたくさんあったけど、背に腹は変えられん。
渋々納得すると条件成立だね！とあんねーは勝ち誇った顔になる。
こうして僕の特訓生活が始まった。
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りお(プロフ) - ゆっきーさん» すべて変換できるように訂正してみました。教えて頂きありがとうございます<(_ _*)> (2017年5月28日 9時) (
レス) id: 046f14f024 (このIDを非表示/違反報告)
りお(プロフ) - ちゃんほさん» いえいえ！すべて訂正してみました。教えて頂きありがとうございますo(_ _)o (2017年5月28日 9時) (レス) id: 046f14f024 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー - 変換できていないですよ (2017年5月28日 8時) (レス) id: 2f4621029f (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんほ(プロフ) - いきなりですいません...(名前)にしないと名前変換出来ないですよ^^* (2017年5月28日 8時) (レス) id: 236b6fab93 (このIDを非表示/違反報告)
りお(プロフ) - 神崎ユエさん» あ、本当ですね！ありがとうございます<(_ _)> (2017年3月27日 11時) (レス) id: 046f14f024 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りお | 作成日時：2016年8月9日 14時
