48話.重なる影 ページ48
「…え？」
『ぇ？』
気付けば私は白い何もない空間にいた
あれ、ここどこ…
「ハァ、人間ハ良ク分カラナイ」
後ろから声が聞こえ、振り向く
『！』
そこには、見たことのある猿の偶像と、青いニット帽を被った男の人がいた
「ｯ、A……分かんない、よね」
知ってる
私は、この人を知ってる
会いたかった、ずっと、会いたかった
なんで、どうして私は忘れていたんだろう
『らだお、先生…』
rd「……え」
『らだお先生！！』
私は彼に抱き付いた
触れる、彼は確かにここにいる
会いたかった、ずっと、ずっと……
『私、私……先生に、うぁ…』
涙が溢れて止まらない
彼に会いたかった
誰よりも大切な、貴方に
rd「俺のこと、わかるの…？」
『分からない方が良かった？』
彼の目をしっかりと見て、笑う
rd「っ、！んな訳ないだろ！！」
『わっ、』
先生は私を強く抱きしめ、クルクルと三回転した
rd「会いたかった…ずっとずっとっ！！」
『私も、会いたかった…先生』
「オ前ノ夢、叶エテヤル」
『……鬼』
「ナンダ？大好キナ先生ヲ返シテ欲シインジャナイノカ？」
『…なんで、そんなことしてくれるの』
「俺ハ願イヲ叶エナキャイケナインダヨ。ソレ以外ニ理由ハナイ」
『……そっか、ありがとう』
正直、信用はしてない。けど、実際この再開を作ってくれたのは鬼だ
感謝しないといけない
「ソノ代ワリ、時間ヲマタ戻スゾ」
『なんだっていいよ、先生といれるなら』
rd「いいの？A」
『うん。だから、一緒に居てよ先生。
もう、一人にしないで』
rd「当たり前だろ！俺の大事な生徒だ。」
『…うん』
そっか、先生卒業式のあの約束の記憶、ないんだった……
そ、っか…
rd「流石にもう、大人になるまでは待てないなぁ」
『え…？』
＿＿＿＿＿＿ちゅ
その時、先生と私の影は重なった
rd「愛してる。好きだ、A」
先生、下校の時間ですよ【終】
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ちょい。〜最近kpopはまり中〜 - (作者様の他の作品) (1月10日 22時) (
レス) id: de8cd53295 (このIDを非表示/違反報告)
ちょい。〜最近kpopはまり中〜 - 何十回も見てるけどそのたんびに泣いてる.... やっぱり今まで百個以上読んだ小説の中で一番好きです！他の作品も神でした！！ (1月10日 22時) (レス) @page38 id: de8cd53295 (このIDを非表示/違反報告)
あなた(プロフ) - 何回も見てますがやっぱり泣いてしまいました (2021年8月18日 15時) (レス) id: c0b72f74df (このIDを非表示/違反報告)
電球ソーダ(プロフ) - ラッダア先生、尊い！！らっだあ運営推しなので泣きます。最高ですね！ (2021年7月10日 13時) (レス) id: 9b3bfa43e1 (このIDを非表示/違反報告)
ー - (占ツクで文字を書くのは初めてなので読みにくかったりするかもしれません……そして長文失礼しました(--;)) (2021年1月16日 11時) (レス) id: 87441727ce (このIDを非表示/違反報告)
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