40話.私の知ってる彼 ページ40
rd「おはよ、A」
また、夢か…
どうせまた先生に殺されるかどうかされるんだ…
今の私は寝てるのか…
早く起きて皆に謝りたい
あそこから一緒に出たい
rd「また夢かって思っただろ」
『え…？』
今まで夢に出てきた先生とは違う反応だった
私は思わず気の抜けた声で先生をポカンと見つめる
rd「確かに俺は夢だ。けど、
一応、Aの記憶から作られてるから本物とほぼ一緒？かな」
『私の、記憶…？』
rd「えーっと、なんだろ。
今まで見てきた夢は、今日起こった悲劇と関連してるんだ。予知夢的なのだな」
『い、今の夢は…？』
rd「ただの夢」
と、先生はニッと笑った
どうしよう、この笑顔に気が抜ける
何よりも安心する
『先生、私…私は、どうすればいいの？いろんなことが、こんがらがって…！！訳わかんないよ』
rd「ここで質問です！こういう相談をしたとき、お前の中の先生は何て言うでしょーか？」
『私の中の先生？……元気つけて、くれる』
rd「正解！その通りだ。俺はその相談の答えは言えないし、分からない。
けど、悩んでるお前を笑顔にさせることはできる。
な、笑え」
『！』
どうしようもなく涙が止まらない
先生…この人は、私が会いたかった正真正銘の猿山らだ男だ
rd「え、何で泣くの？俺笑わせるって言ったのに泣かせてるじゃん。俺サイテー」
『んふふ、本当。先生ってば最低』
そう、私は笑った
rd「え、」
『何？』
rd「い、いや笑ったなぁって」
『先生が笑えって言ったんでしょ？』
rd「そうだけど…」
おかしな先生
でも、
『私の知ってる先生だ』
そう言った瞬間、真っ白だった辺りが暗くなっていく
もう、おしまいなんだ…
rd「そろそろ目覚める時間だぞ〜」
『うん。』
rd「元気でな」
『うん…』
rd「学校から出られるように、頑張れよ」
『う" ん……』
一度止まった筈の涙が再度流れる
rd「はぁ…泣くなって。これが最後って訳じゃないんだぞ？」
『ぇも……先生。夢でしか…！』
rd「安心しろ、A」
下に向けていた顔を先生が顎を持って上に上げた
先生の顔、近いな
rd「俺はお前の中にずーっといるからな。お前が、俺のことを忘れない限り」
『！』
ﾁｭ
そんなリップ音と共に私の視界は真っ黒になった
………先生、さっきの相談だけど
答え、分かったよ。
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ちょい。〜最近kpopはまり中〜 - (作者様の他の作品) (1月10日 22時) (
レス) id: de8cd53295 (このIDを非表示/違反報告)
ちょい。〜最近kpopはまり中〜 - 何十回も見てるけどそのたんびに泣いてる.... やっぱり今まで百個以上読んだ小説の中で一番好きです！他の作品も神でした！！ (1月10日 22時) (レス) @page38 id: de8cd53295 (このIDを非表示/違反報告)
あなた(プロフ) - 何回も見てますがやっぱり泣いてしまいました (2021年8月18日 15時) (レス) id: c0b72f74df (このIDを非表示/違反報告)
電球ソーダ(プロフ) - ラッダア先生、尊い！！らっだあ運営推しなので泣きます。最高ですね！ (2021年7月10日 13時) (レス) id: 9b3bfa43e1 (このIDを非表示/違反報告)
ー - (占ツクで文字を書くのは初めてなので読みにくかったりするかもしれません……そして長文失礼しました(--;)) (2021年1月16日 11時) (レス) id: 87441727ce (このIDを非表示/違反報告)
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